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「喚起」の意味と使い方や例文!「注意喚起を促す」は誤用?(類義語)

【二字熟語】
喚起

【読み方】
かんき

【意味】
よび起こすこと。

【語源・由来】
「喚」は「よぶ。よびよせる。よびおこす。」

【類義語】
掻き立てる、ふるい起こす、呼び起こす、想起

「注意喚起を促す」は誤用?

喚起」を用いた語で「注意喚起を促す」という表現を見かけることがあります。

これは誤用です。

注意喚起」には、注意を促すという意味が含まれるため文法的に誤りです。

正しくは、「注意を促す」または「注意を喚起する」というように使います。

喚起(かんき)の使い方

健太
情勢が悪化しているから、A国への旅行に対して外務省が注意を喚起しているんだって。
ともこ
ええっ。お兄ちゃんが仕事でその国に行っているのよ。
健太
さらに悪化する前に帰国できたらいいね。
ともこ
無事に帰ってきますように。

喚起(かんき)の例文

  1. 論陣を張って世論を喚起する。
  2. 幼少のころの記憶を喚起させた。
  3. 消費者の需要を喚起する方法を考えよう。
  4. 自ら学ぶ意欲を喚起させる。
  5. 何気ない会話で、偶然にも記憶が喚起された。