涵養の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
涵養
【読み方】
かんよう
【意味】
自然に水がしみこむように徐々に養い育てること。
水がひたひたと土に浸み込んでいくような感じで、ゆるやかに成長させることを指してるんやろ。焦らず、自然のペースで、ってことやね。
【語源・由来】
「涵」は「うるおす。」「養」は「やしなう。育てる。世話をする」という意味。
【類義語】
教養、培養、養成、育成、錬成、育てる、育む、培う、やしない育てる
【対義語】
放任、速成
涵養(かんよう)の解説
「涵養」という言葉は、自然とゆっくりと、無理なく何かを養い育てるという意味があるんだよ。これは、ただ物事を学ぶとか、知識を増やすというだけじゃなくて、心の中にしっかりと染み込ませて、自分のものにしていくことを指すんだ。
たとえば、土が水を受け入れるのに時間がかかるけど、その水が根っこまで行くと、植物はしっかりと育っていく。それと同じように、人も無理をせず、自然に知識や技能を身につけていくことを「涵養」と言うんだよ。
「読書力を涵養する」というのは、ただたくさんの本を読むのではなく、じっくりと時間をかけて、深く本を読む力や理解する力を培っていくことを指しているんだ。一冊の本を何回も読み返したり、いろいろなジャンルの本を幅広く読んでみたりして、ゆっくりとでも確実にその力を育てていくんだね。
要するに、「涵養」は、焦らず、無理をせず、じっくりと時間をかけて自分の中の能力や知識を育て上げることを意味しているんだよ。
涵養(かんよう)の使い方
涵養(かんよう)の例文
- 武道を習うことで忍耐力を涵養する。
- 俳句を作ることで心の涵養に役立つ。
- 水源涵養林として高い能力を持った森林を目指し、森林保全を行っている。
- 田舎でも都会と同じように文化的趣味を涵養することができるようにしたい。
- その雑誌はスポーツへの愛を涵養することを目的としている。
涵養の文学作品などの用例
「涵養に努める」とは?
「涵養」を用いた語に「涵養に努める」があります。
「努める」は「力を尽くして行う、努力する」という意味で「涵養に努める」は「徐々に養い育てるよう力を尽くす」ということです。
まるで、小さい苗木を大きな木にするように、水やりや日当たりを気をつけながら育てる感じやろ。ようわかったわ。