完敗の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
完敗
【読み方】
かんぱい
【意味】
徹底的に負けること。
【語源・由来】
「完」は「すっかり。全く。」
「敗」は「争い事にまける。やぶれる。」
【類義語】
大敗、劣敗
【対義語】
完勝
完敗(かんぱい)の解説
「完敗」という言葉は、対決や競争などで、相手に全く太刀打ちできないほど徹底的に負けることを表しているんだよ。
たとえば、サッカーの試合で、相手チームに5対0で負けてしまったとするね。その場合、自分たちのチームは「完敗」したって言えるんだ。ただ負けただけじゃなくて、相手に何もできなかった、完全に負けてしまったと感じる場合に使う言葉なんだ。
「無得点のまま完敗した」というは、例えば野球やサッカー、バスケットボールなどのスポーツで、自分のチームが一点も取れずに負けたときに使う表現だよ。相手チームに得点を許して、自分たちは一点も取れなかったから、相手に完全に負けたっていう状況を表しているんだ。
そして、この「完敗」と対照的な言葉として「完勝」があるんだよ。「完勝」は、逆に自分が相手に対して圧倒的な力で勝利することを意味している。例えば、サッカーで5-0や6-0といったスコアで勝ったら、その試合は「完勝した」と言えるんだ。
だから、「完敗」という言葉は、試合や対決で相手に圧倒されて、何もできない状態で敗れることを強調して表現しているんだね。
完敗(かんぱい)の使い方
完敗(かんぱい)の例文
- 野党の完敗に終わる。
- 完敗を喫する。
- 結果は、10対0の完敗だった。
- 下位チームに完敗した。
- 一回戦で完敗した。
完敗の文学作品などの用例
「完敗」と「惜敗」の違いを解説
「完敗」に似ている語に「惜敗(せきはい)」があります。
「惜敗」は、競技や試合などで、わずかの差で負けることをいいます。
「完敗」は、徹底的に負けることをいうので意味が違います。
一方、「惜敗」は、わずかな差で負けてしまうこと、つまり勝つチャンスがあったにも関わらず、ほんの少しで負けることを指すんだ。
そして、「惜敗」は、もうちょっとで勝てた!っていう、もどかしい負け方やろ。野球で言うなら、完敗は10点差で負けたみたいなもんで、惜敗は1点差や、サヨナラ負けみたいな感じか。なんか、惜敗の方が悔しい気がするわ。