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「警戒」の意味と使い方や例文!「警戒心」とは?(類義語・対義語)

警戒の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
警戒

【読み方】
けいかい

【意味】
危険や災害に備えて、あらかじめ注意し、用心すること。

二字熟語の博士
「警戒」という言葉は、何か悪いことや危険が起こらないように、事前にしっかり注意しておくことを意味しているんだ。

災害や危険が予想される時に、私たちが安全を守るために用心深く行動することが「警戒」というんだよ。

助手ねこ
なるほどなぁ、「警戒」っていうのは、まわりの危ないことに目を光らせて、あらかじめ気をつけとくことやな。

たとえば、台風が来る時とか地震が心配な時とか、慌てなくてもいいように前もって準備して、ちゃんと用心するってことやな。これは大事なことやで、みんなにも覚えておいてほしい言葉やな。

【語源・由来】
「警」は「注意を与え、身を引き締めさせる。非常の事態に備える。」
「戒」は「よくない事態に備えて気を引き締める。」

【類義語】
注視、注意、気配り、用心、用心深い

【対義語】
うっかり、油断、信頼、好奇

警戒(けいかい)の解説

カンタン!解説
解説

「警戒」という言葉はね、何か悪いことや危険なことが起こるかもしれないと思った時に、それに備えてしっかりと注意をして、用心することを意味しているんだよ。

例えば、「徹夜で警戒にあたる」というのは、何か危ないことが起こりそうなとき、たとえば大きな台風が来るかもしれないときや、大きな火事があったときなどに、夜通しで目を光らせて、何か起こらないか見守ることを表しているんだ。

また、「インフレを警戒する」は、経済の状況について話しているんだ。インフレとは、物の値段がどんどん高くなっていくことを言うんだけど、それが起こると生活が大変になるから、事前にその兆候をしっかりと見て、対策を立てたり、用心したりすることを意味しているんだよ。

だから、「警戒」という言葉は、何か悪いことが起こる前にしっかりと用心して、その危険を防ぐために注意を払うことを表しているんだよ。

警戒(けいかい)の使い方

健太
さっきの地震はすごかったね。
ともこ
津波を警戒して高台に避難しましょうよ。
健太
きっともう大丈夫だよ。海も穏やかだよ。
ともこ
その油断がだめなのよ。海と共に生きる我々は、揺れたら高台へが鉄則よ。

警戒(けいかい)の例文

例文
  1. 感染状況が悪化し、警戒するよう伝えるためにレインボーブリッジが赤く点灯した。
  2. 警察が徹夜で警戒にあたっています。
  3. 健太くんは警戒すべき要注意人物です。
  4. ライオンに餌をあげる時は、警戒を怠らない。
  5. 注意深い警戒の念をもって進んだ方がいい。

警戒の文学作品などの用例

  1. ・・・、―― 半三郎のまず警戒したのは同僚の疑惑を避けることである。こ・・・ 芥川竜之介馬の脚

  2. ・・・、君にさえ僕と同様の警戒を施していたかも知れない。』私『そう云え・・・ 芥川竜之介開化の良人

  3. ・・・くも掲げられたる暴風警戒の球標なり。さればや一艘の伝馬も来らざり・・・ 泉鏡花取舵

「警戒心」とは?

警戒」を用いた表現の一つに「警戒心」があります。

警戒心」とは、何かに近づくことを用心する気持ちをいいます。

二字熟語の博士
「警戒心」という言葉はね、何かに対して慎重になる心の状態を指すんだ。これは、何かが危険かもしれないと感じた時や、新しい環境や人に対して用心深くなることを表しているんだよ。

例えば、見知らぬ人や場所に対して、何か悪いことが起こるかもしれないと思って慎重になる感覚がそれに当たるね。

助手ねこ
ああ、なるほどな~。つまり、「警戒心」っていうのは、ちょっと怖いとか、信用できへんかもしれへんって思うときに持つ気持ちやんな。

例えば、知らん人が急に話しかけてきたり、夜道を歩いてるときに変な気配を感じたりしたときに、びくっとするあの感じやね。要は、危険から自分を守るために、ちょっとビビって慎重になる心の状態ってことか。うんうん、わかるわかる。

【例文】

  1. ともこちゃんは警戒心が強い。
  2. 健太くんは騙されたことで警戒心が強くなった。
  3. ともこちゃんは、彼の素性を知り警戒心を緩めました。
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