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「炯眼」の意味と使い方や例文!「炯眼人を射る」は誤用?(類義語)

炯眼の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
炯眼

「烱眼」とも書く。

【読み方】
けいがん

【意味】
①鋭く光る目。鋭い目つき。
②物事をはっきりと見抜く力。鋭い眼力。慧眼 (けいがん) 。

二字熟語の博士
「炯眼」という言葉はね、二つの意味があるんだ。まず一つ目は、目がとても鋭く光っていることを表すんだよ。つまり、非常に強い眼差しや、鋭い目つきのこと。

そして二つ目は、物事をはっきりと見抜く力を持つことを意味するんだ。すごく洞察力があって、何事もくっきりと見抜く力のことを言うんだね。

助手ねこ
ほうほう、なるほどな。つまり、「炯眼」っていうんは、めっちゃ鋭い目をしてる、または物事をバッチリ見抜く力があるってことかいな。

目がキラキラ光ってる感じやったり、人の心や状況をサッと見抜いたりするような、すごい力のことやな。やっぱ、目って大事やなぁ。

【語源・由来】
「炯」は「光り輝くさま。」
「眼」は「目。見抜く目。」

【類義語】
洞察力、達眼、先見の明

【対義語】
節穴

炯眼(けいがん)の解説

カンタン!解説
解説

「炯眼」という言葉はね、二つの意味があるんだよ。

まず一つ目の意味は、「鋭く光る目」や「鋭い目つき」を表しているんだ。これは、目がキラキラと光っていて、何かをじっと見つめるような、力強い目のことを言うんだよ。たとえば、何か大事なことを考えているときや、とても集中しているときに、人の目がとても鋭くなることがあるでしょ? そんな感じの目つきのことを「炯眼」と言うんだよ。

二つ目の意味は、「物事をはっきりと見抜く力、鋭い眼力」を意味しているんだ。「慧眼」とも言われるよ。これは目に見えるものだけじゃなくて、隠れていることや難しいこともすぐに理解できる、とても賢い目のことを指しているんだよ。例えば、ある人が「炯眼をもって鳴る批評家」と言われているとしたら、その批評家は物事を深く理解する力があって、他の人には気付かないこともすぐに見つけることができる人、という意味なんだ。

ちなみにね、「炯眼」は、「烱眼」とも書くことがあるんだよ。どちらも同じように、目が明るく鋭く、物事をしっかり見抜く力を持つことを意味しているんだ。

だから、「炯眼」という言葉は、目が鋭く光っている様子を示すと同時に、物事を深く見抜く力を持っていることも意味しているんだね。

炯眼(けいがん)の使い方

健太
ともこちゃん気が付いた?
ともこ
気が付いたわよ。
健太
炯眼のともこちゃんが気が付かないわけがないよね。
ともこ
隠そうとすればするほど目につくものなのよ。

炯眼(けいがん)の例文

例文
  1. 射るが如き炯眼の持ち主だ。
  2. シャーロックの炯眼は何事をも見逃さない。
  3. 炯眼のともこちゃんでさえ見誤った。
  4. 垣間見ただけのはずなのに、健太くんの炯眼で真実を見抜いた。
  5. 炯眼のともこちゃんですら知らないことだろう。

炯眼の文学作品などの用例

  1. ・・・「軍司令官閣下の烱眼には驚きました。」 旅団副官は旅団長へ、間牒・・・ 芥川竜之介将軍

  2. ・・・い、材木屋はさすがに炯眼だった。 日本橋の古着屋で半年余り辛抱が・・・ 織田作之助夫婦善哉

  3. ・・・僕くらいの炯眼の詩人になると、それを見破ることができる。家の者が・・・ 太宰治ア、秋

「炯眼人を射る」は誤用?

炯眼」という言葉を用いた慣用句に「炯眼人を射る(けいがんひとをいる)」があります。

炯眼人を射る」とは、鋭い目つきで人を射抜くことをいう言葉です。

人を射抜くような鋭く光る目であることを表しています。

類義語に「眼光人を射る」があります。

よく「炯眼人を射る」は誤用で、正しくは「眼光人を射る」といわれますが、辞書の用例に「炯眼人を射る」とあることから誤用ではありません。安心して使ってください。