健気の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
健気
【読み方】
けなげ
【意味】
①殊勝なさま。心がけがよく、しっかりしているさま。特に、年少者や力の弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま。
②勇ましく気丈なさま。
③健康であるさま。
それに、ただ強いだけじゃなくて、勇ましくて気丈なところも健気っていうんやね。それに健康って意味もあるんや。でも、だいたいは、なんかえらいことに立ち向かってる人の姿をほめたり、勇気づけたりするときに使われる言葉やね。
【語源・由来】
「異(け)なりげ」の音変化。普通とは異なって格別であるさまの意から。
【類義語】
殊勝、健康
健気(けなげ)の解説
「健気」という言葉はね、いろんな意味があるんだ。
まず、一番目の意味は、「殊勝なさま。心がけがよく、しっかりしているさま」だよ。これはね、すごくがんばり屋さんで、どんな大変なことにもしっかりと立ち向かっていく様子を表しているんだ。特に、若い子や力がなさそうな人が、大変な状況でもぐっとこらえて頑張っている姿を言うんだよ。たとえば、「一家を支えた健気な少年」とか、「健気に振る舞う」って言ったら、本当に大変なことでも、ひるまずに頑張ってる人のことを表しているんだ。
二番目の意味は、「勇ましく気丈なさま」っていうんだけど、これは、心が強くて、勇敢であることを示しているよ。例えば、「武士の女房たる者は、健気なる心を一つ持ちてこそ」〈太平記・一〇〉という文章はね、武士の奥さんは勇敢でしっかりした心を持っていないといけないって言ってるんだ。つまり、困難な時でもしっかりと立ち向かい、家族を支える強い心の持ち主でいることが、とても重要だって言ってるんだよ。
三番目の意味は、「健康であるさま」っていう意味なんだ。これはね、体が丈夫で、健康そのものっていう意味だよ。例えば、「ああ、健気な老者かな」〈蒙求抄・一〉という表現は、年を取っても元気で健康なおじいさんを見て、感心している様子を示しているんだ。
ちなみに、「健気」から派生した「けなげさ」という名詞があって、これは「健気な様子」や「健気な心がけ」を意味しているんだよ。
だから、「健気」という言葉は、心がけが良くてしっかりしていること、勇敢で強い心を持つこと、そして健康で元気な様子、これらの意味を表しているんだね。
健気(けなげ)の使い方
健気(けなげ)の例文
- ともこちゃんは健気にふるまっているが、内心つらいはずだ。
- コンクリートのすき間で、小さな花が健気に咲いている。
- ともこちゃんはいつも、両親の代わりに健気に小さな妹の面倒をみていた。
- 彼女は健気にも一人で苦境を切り抜けた。
- 少年の健気な行動に、人々は胸を打たれた。
健気の文学作品などの用例
褒め言葉?
「健気」は、「勇ましいさま。しっかりしていて強いさま。殊勝なさま。」をいう褒め言葉です。
しかし、現在では、子供などか弱い者が懸命に困難を乗り越えるさまをいうことが多くなりました。
そのため、恵まれた立場の人が、恵まれない人に対して発した言葉と受け取られる可能性があります。
次に、勇敢で気丈な様子を表す言葉としても使われるんだ。そして最後に、文字通り健康である状態を表す言葉としても使われることがあるんだよ。