堅持の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
堅持
【読み方】
けんじ
【意味】
自分の考えや態度などをかたく守って、他に譲らないこと。
周りが何を言おうと、自分の信じる道をしっかり歩んでるってわけやね。ちゃんと自分の意志を持って、それを堅く守るって大事やな。
【語源・由来】
「堅」は「しっかりしている。」
「持」は「しっかりしている。」
【類義語】
固守、固辞
【対義語】
柔軟
堅持(けんじ)の解説
「堅持」という言葉はね、自分が持っている考えや意見、態度などを、とても強く守って、他の人の意見や提案には動じない、変えないっていう意味なんだよ。
例えば、「自己の主張を堅持する」という言い方は、自分が思っていることや言いたいことを、他の人が何を言っても変えない、しっかりと守るっていうことを示しているんだ。たとえ周りの人が「そうじゃないよ」とか「もっとこうした方がいいよ」と言っても、自分の考えを変えずに、そのまま貫く強さを持っているってことなんだよ。
また、「方針を堅持する」という時は、たとえば学校や会社、グループで決めた計画ややり方を、他の人が「変えた方がいい」と言っても、自分たちが最初に考えた通りに続けるという意味なんだ。たとえば、サッカーチームがある作戦を決めたとき、試合でうまくいかなくても、その作戦を変えずに最後までやり通すということだよ。
だから、「堅持」という言葉は、自分の考えをしっかりと守って、他の意見に流されない、ブレない態度を持っていることを表しているんだね。
堅持(けんじ)の使い方
堅持(けんじ)の例文
- 方針を堅持する。
- 自由貿易体制を堅持する。
- 憲法9条の理念を堅持する方針です。
- 私たちは基本方針を堅持した。
- 自説を堅持する。
堅持の文学作品などの用例
-
・・・良心を支持し、それを堅持させるように努力することしかない。国連憲・・・ 宮本百合子「世界は求めている、平和を!」
「堅持」と「固持」の違いを解説
「堅持」に似ている語に「固持(こじ)」があります。
「固持」は、意見や信念などをかたく守って変えないこと。固執。
をいいます。
「堅持」も「固持」も、自分の考えや態度などをかたく守るという意味は同じです。
しかし、「堅持」はかたく守って譲らないこと、妥協しないことをいうのに対して、「固持」は、信念や自説をかたく守って変えないこと、守り続けることをいいます。
一方で「固持」とは、自分の意見や信念を固く守り、変えようとしないこと。つまり、自分の考えに固執することを指しているんだ。
それに対して「固持」は、自分の考えをめっちゃ固く持ってて、ちょっと頑固すぎるくらいに変えないって感じか。まあ、どっちも自分の意見を大事にするんやけど、「固持」の方がちょっと頑固さが強いってわけやな。
つまり、他人の意見や圧力に流されることなく、自分の信念を固く保ち続けることを表しているんだよ。