賢明の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
賢明
【読み方】
けんめい
【意味】
かしこくて、物事の判断が適切であること。また、そのさま。
なるほどな。これは、みんなから「あの人は頭がいいな」って思われるような、そういう賢い判断ができる状態のことを言うんやな。
【語源・由来】
「賢」は「才知・人格がすぐれている。かしこい人。」
「明」は「物事を見分けたり見通したりする力がある。」
【類義語】
鋭敏、利口、聡明、利発、賢い
【対義語】
暗愚、愚昧
賢明(けんめい)の解説
「賢明」という言葉はね、とても賢くて、物事について正しい判断ができることを意味しているんだよ。
たとえばね、「賢明な処置」というのは、問題が起こった時に、その問題を解決する最良の方法を選んで行動することを言っているんだ。その状況をよく理解して、一番効果的で、問題の本質にしっかりと対処できる方法を選ぶこと、つまり、その処置は深く考えられた上での行動で、問題を根本から解決しようとする賢さがあることを示しているんだよ。
また、「早く報告したほうが賢明だ」という言葉では、何か大切な情報を持っている時に、それをすぐに他の人に知らせることで、問題が大きくなるのを防いだり、より良い結果につながるような行動を取ることを示しているんだ。これは、何か問題が起きたときに、その情報を早く共有することの重要性や、その判断がいかに賢いかを強調しているんだよ。
ちなみに、「賢明」の名詞形で「けんめいさ」というのは、「賢明」であることの程度や状態を示す言葉で、どれだけ賢くて適切な判断ができるかを表しているんだ。
だから、「賢明」という言葉は、かしこく物事を考え、最適な判断をする能力やそのような状態を表しているんだね。
賢明(けんめい)の使い方
賢明(けんめい)の例文
- 寄り道せずに真っすぐ帰宅したのは賢明だったね。
- 親が決めるのではなく、子に自分で道を決めさせた方が賢明です。
- ともこちゃんは言うべきではないと判断し、賢明にも黙っていた。
- 彼は賢明にもその申し出を断った。
- この問題は賢明な処置を施さないと大事になるでしょう。
賢明の文学作品などの用例
「賢明」と「聡明」の違いを解説
「賢明」に似ている語に「聡明(そうめい)」があります。
「聡明」は、耳がよく聞こえ、目がよく見えるという意味から、物事の理解が早く賢いことをいいます。また、釈奠に供える胙(ひもろぎ)という意味もあります。
「賢明」も「聡明」も、賢く、知識のあるさまをいいます。
しかし「聡明」は、主に物事の理解がはやいことをいいます。
対して「賢明」は、主に物事の判断が適切であることをいう点が違います。
対して、「聡明」は、物事をすばやく理解できる賢さを表しているよ。つまり、聞くことや見ることに優れていて、物事を早く理解できるということ。そして、神様にお供えするお餅などを指す時に使われることもあるよ。
一方で、「聡明」は、物の見方や聞き方がピカイチで、サッといろんなことがわかるってわけやな。すぐに「あ、これこういうことか!」って気づけるような賢さってわけや。それに、神様にお供えするお餅のことも言うんやって?それはちょっとビックリやわ。まあ、どっちも賢さを表してるけど、その賢さの出し方がちょっと違うんやな。
つまり、賢くて、物事を見極める力があるという意味なんだ。