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「先見」の意味と使い方や例文!「先見の明」とは?「先見の目」「先見の妙」は誤用!(類義語・対義語)

【二字熟語】
先見

【読み方】
せんけん

【意味】
将来どうなるか、あらかじめ見抜くこと。

【語源・由来】
先を見通すという意味から。

【類義語】
先駆、先行

【対義語】
闇雲、軽率、無茶、無計画

先見(せんけん)の使い方

健太
ともこちゃん。この小説すごいよ。江戸時代に書かれたものなのに、車とか飛行機らしきものが書かれているんだ。
ともこ
先見的な作者だったのね。
健太
ないものを想像するってすごいよね。
ともこ
想像力がないと作家になれないんでしょうね。

先見(せんけん)の例文

  1. 巧妙な先見をもってこの計画を立てたともこちゃんに感服する。
  2. ともこちゃんの提言は先見性に満ちたものだった。
  3. すぐれた先見を持っていた彼はこうなることがわかっていたようだ。
  4. 勤勉な彼は見事な先見性を持っている。
  5. これからは、創造性や先見性が求められる。

「先見の明」とは?

先見」を用いた言葉に「先見の明(せんけんのめい)」という語があります。

先見の明」は、事が起こる前にそれを見抜く見識。

という意味です。

先見の明のある人」「彼には先見の明があった」というように使います。

「先見の目」「先見の妙」は誤用!

インターネット上で、「先見の目」「先見の妙」という表現を見ることがありますが、これは誤用です。正しくは「先見の明」です。

(めい)」と「(め)」、「」の別の読み方である「みょう」と「(みょう)」の読み方が似ているため混同したものと考えられます。