嫌忌の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
嫌忌
【読み方】
けんき
【意味】
いみきらうこと。ひどくいやがること。
めちゃくちゃ避けたい、見たくない、関わりたくないっていう強い気持ちを表してるんやな。
【語源・由来】
「嫌」は「きらう。いやがる。」
「忌」は「いやなこととして避ける。恐れはばかる。」
【類義語】
毛嫌い、憎悪
【対義語】
愛好
嫌忌(けんき)の解説
「嫌忌」という言葉はね、すごくいやだと思うことや、ひどく嫌がることを意味しているんだよ。
例えば、「自己嫌忌」っていうのは、自分自身のことをすごくいやだと思ったり、自分の行動や性格にすごくがっかりしたりすることを指すんだ。「自己」っていうのは自分自身のことだから、「自己嫌忌」は自分のことをひどく嫌うっていう意味なんだよ。
また、「懐疑の念をもって教条を捉え直してしまうのだから、いわゆる正統な学派からは嫌忌される」〈冲方丁・光圀伝〉っていうのはね、物事を疑って、いつものルールや考え方を新しい方法で考え直す人がいると、昔からある伝統的な考え方を大事にする学派からすごく嫌われる、っていう意味なんだ。
ちなみに、「嫌忌」という言葉は、「けんぎ」とも読むんだよ。どちらの読み方でも同じ意味だよ。
だから、「嫌忌」という言葉は、ただの「嫌い」よりもずっと強い感じで、何かをすごく拒否したり、いやがったりする気持ちを表しているんだね。
嫌忌(けんき)の使い方
嫌忌(けんき)の例文
- ともこちゃんは、健太くんや健太くんに関わる人々を嫌忌している。
- 田舎の人ほど穢れを嫌忌する傾向にある。
- 差別的な表現を嫌忌する人が増えました。
- 健太くんは、納豆の見た目もにおいも嫌忌している。
- その名を口にすることすら嫌忌している。
嫌忌の文学作品などの用例
「嫌忌」と「忌避」の違いを解説
「嫌忌」に似ている語に「忌避(きひ)」があります。
「忌避(きひ)」とは、
①きらって避けること。
②訴訟事件に関して、裁判官や裁判所書記官に不公正なことをされるおそれのある場合に、当事者の申し立てにより、その者を事件の職務執行から排除すること。また、そのための申し立てをすること。
という意味です。
「嫌忌」も「忌避」も、嫌うという意味があります。
しかし「嫌忌」は、ひどく嫌がることをいい、「忌避」は、きらって避けることをいう点が違います。
一方で、「忌避」は、何かを嫌って、それから遠ざかろうとすることを示しているよ。特に、裁判の世界では、裁判官や裁判所書記官が不公平な判断をするかもしれないと思った時に、その人をその事件から離すことをも意味しているんだ。
ほんで、「忌避」は、「これはちょっと…」って感じで、避けたいもんからグッと距離を取ることやな。裁判の話になると、不公平な判断されそうな人を、しっかりと事件から離して、フェアな判断ができるようにするんやろ。んー、似てるけど、使う場面がちょっと違うんやな。
何かを強く拒否する感情を表す言葉なんだ。