気位の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
気位
【読み方】
きぐらい
【意味】
自分の品位を誇り、それを保とうとする心の持ち方。
「気位」という言葉は、自分の持っている品位や尊さを大切に思い、それを失わないように努める心の持ち方を表しているんだよ。
なるほどな。それはつまり、自分の価値や誇りをしっかり持って、それを大切にしようとする気持ちやな。
「俺、これだけは譲れへん!」っていうプライドを大事にすることやろ?自分らしい生き方をすることが大事やなってことやね。
【語源・由来】
「気」は「精神・感情の働き。」
「位」は「等級。また、順位を表す語。」
【類義語】
上品、気品、品格、品位、優雅、閑雅、温雅、典雅、気高い、雅やか、奥床しい、プライド
気位(きぐらい)の解説
カンタン!解説
「気位」という言葉は、自分が持っている誇りや品位を大切にし、それを守ろうとする心の持ち方を指しているんだよ。
たとえば、自分の行動や考えに自信を持っていて、他人に流されない、自分の価値観や信念をしっかり守ろうとすることを「気位を保つ」とか「気位を守る」という風に表現することができるんだ。
「しかし彼女の気位いがそれを許さなかったので、彼女はわざと黙っていた。」〈明暗・夏目漱石〉では、彼女が何かを言いたくても、自分の気位や誇りのために、わざと言わなかったということを示しているんだよ。つまり、彼女は自分の中の信念や価値観を大切にし、それを守るために意図的に黙っていたんだね。
だから、「気位」という言葉は、自分の品位や誇りを守ること、そしてそのための行動や態度を示す時に使われる表現なんだよ。
気位(きぐらい)の使い方
女優って気位が高そうよね。
周りからちやほやされるもんね。
取扱注意って感じで、私は友達になれないだろうな。
向こうもともこちゃんと友達になろうなんて思っていないと思うよ。
気位(きぐらい)の例文
- 気位の高い健太くんが自分から挨拶をしてくるとは珍しい。
- 気位の高いともこちゃんは、そんなことをするくらいなら死んだ方がましだと思った。
- この店は、気位の高い気難しい客が多い。
- 気位が高そうな顔をしている彼にはお近づきになりたくありません。
- 気位が高い健太くんは、身分が低い私から施してもらうのを拒んだ。
気位の文学作品などの用例
「気位が高い」とは?褒め言葉としても使える?
「気位」は、「気位が高い」という表現で使われることがあります。
「気位が高い」の「高い」は、「目標などがりっぱである。高邁・高遠であるという意味です。
「気位が高い」とは、自分を尊いとみなして重んじようとするさまをいいます。
「気位が高い」という言葉は、自分をとても重要な人物だと考え、その通りに扱われることを求める様子を表しているんだ。
ほんなら、「気位が高い」っていうのは、自分をすごいと思いこんで、他の人からもそう思ってもらいたいってことやな。
例えば「俺は特別やから、特別な扱いしろ!」みたいな感じか。自分のことを大事にし過ぎて、ちょっと偉そうになっちゃうってわけやね。
【例文】
- 彼は気位が高いからそんな行いはしない
- 始終取り澄ました顔をして気位が高い彼女はごめんです。
- 大物政治家の娘である彼女は気位が高く、思いやりの心が乏しい。
「気位が高い」という表現は悪い意味でも使われますが、褒め言葉として良い意味で使われることもあります。
ただし、一般的には悪い意味で使うほうが多いので使う際は注意が必要です。