起因の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
起因
【読み方】
きいん
【意味】
ある事の起こる原因となること。
何かがおこるきっかけや理由のことやねんな。
【語源・由来】
「起」は「物事の始まり。」
「因」は「事の起こるもと。」
【類義語】
引き金
【対義語】
帰結
起因(きいん)の解説
「起因」という言葉は、何かが起こる元となる原因や理由を指す言葉なんだよ。
例えば、ある出来事や問題が起きた時、その背後には何らかの原因やきっかけがあるよね。その原因やきっかけが「起因」として表現されることが多いんだ。「機械の未整備に起因する事故」というは、機械がきちんと整備されていないことが事故の原因となった、と言っているんだ。つまり、機械の整備がしっかりと行われていれば、その事故は起きなかったかもしれない、ということを示しているよ。
また、「直接起因する証拠」という言葉を使うとき、それは特定の事実や出来事が直接的な原因として他の結果や事実を生み出したと示す証拠を意味しているんだよ。例えば、交通事故が起こったとして、ある車が信号を無視して突っ込んだことが、別の車との衝突事故の原因であったとする。この場合、信号を無視したことの映像や証人の証言などが「直接起因する証拠」となるよ。この証拠があれば、事故の原因がその車の運転手の信号無視であったことを示すことができるんだ。
ちなみに、「起因」は「基因」とも書くことがあるんだ。この「基因」という表記も同じ意味で、ある出来事や現象の背後にある根本的な原因や理由を示しているんだよ。
だから、「起因」という言葉は、物事が起こる背後にある根本的な要因やきっかけを示すときに使われる重要な表現なんだね。
起因(きいん)の使い方
起因(きいん)の例文
- 健太くんとともこちゃんの不和は、お互いの誤解に起因している。
- 子供の非行は、家庭環境に起因することが多いです。
- この街が二つに分裂してしまった起因はその事件にある。
- 生息数の少なさが起因となって、その魚の生態は明らかになっていない。
- 全てのトラブルは、僕の難ありな性格に起因する。
起因の文学作品などの用例
いい意味でも使える?
「起因」は、物事の起こる原因となることをいう語です。
なので、原因となって起こった結果が良いことならばいい意味で、悪いことならば悪い意味で使われます。
「ともこちゃんの天真爛漫な性格は、彼女の育ちの良さに起因する」のように、いい意味でも使うことができます。