嬉々の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
嬉々
【読み方】
きき
【意味】
笑い楽しむさま。喜びうれしがるさま。
笑顔いっぱい、楽しそうなときのことを言うんやね。
【語源・由来】
「嬉」は「たのしむ。遊び喜ぶ。」
【類義語】
嬉しい、有頂天、欣喜、上機嫌
【対義語】
嫌々、渋々、悄然
嬉々(きき)の解説
「嬉々」という言葉は、とっても楽しそうに笑ったり、本当に喜んでいる様子を表す言葉なんだよ。
この言葉は、ただ単に楽しいとか、ちょっと嬉しいという程度の感情ではなく、その感情が本当に強くて、人の顔や態度、動きからもその喜びや楽しさが溢れ出ているような状態を指すんだ。
「嬉々として戯れる」という表現は、たとえば、子供たちが公園で新しい遊具を見つけて、その遊具で遊ぶのがとても楽しくて、キャッキャと笑い声を上げながら、全力で遊んでいる姿。あるいは、おじいちゃんやおばあちゃんが孫と一緒に何かゲームをして、勝ったときに「やったー!」と大きな声を出して喜ぶ姿なんかを表しているんだよ。
また、「遠足のバスに子供たちは嬉々として乗り込んだ」っていうのは、子供たちが遠足に行くのがとっても楽しみで、その楽しみを全身で表現して、わくわくしながらバスに乗っている様子が思い浮かぶよね。遠足って、子供にとってはすごく楽しいイベントだから、その期待感や楽しみが「嬉々として」という表現でよく表れているんだ。
だから、「嬉々」という言葉は、人が何かをとても楽しみにしているときや、何かにとっても喜んでいるときに使う表現なんだね。
嬉々(きき)の使い方
嬉々(きき)の例文
- 愛犬が嬉々として水と戯れている。
- 生徒達は嬉々としてその実験に取り組んでいる。
- 雪が降り、子供たちは嬉々として走り回っている。
- そのお話をいただき、嬉々として二つ返事でお受けしました。
- 子供というものは、嬉々としてボタンを押す。
「嬉々として」とは?
「嬉々」は、「嬉々として」という表現で使われることが多いです。
「嬉々として」の「として」は、格助詞または断定の助動詞「たり」の連用形「と」に、サ変動詞「す」の連用形「し」、接続助詞「て」の付いた語です。
ここでは「…の状態で。」という意味です。
「嬉々として」とは、「大喜びで。たいそう嬉しそうに。」という意味です。
たとえば、待ちに待ったお祭りの日に、わくわくしながら準備をしている子供のような状況で使われることが多いんだ。
プレゼントをもらって「やったぁ!」って顔してる時みたいな?そんな時に「嬉々としてるな」というふうに使うんやな。わかったわかった!
【例文】
- 健太くんは、ともこちゃんのためとあらば嬉々として働く。
- 普段は無口なともこちゃんだが、得意分野になると嬉々として語り始める。
- 学ぶ意欲に満ち溢れているともこちゃんは、嬉々として学校に通った。