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「気力」の意味と使い方や例文!「体力」との違いは?(類義語・対義語)

気力の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
気力

【読み方】
きりょく

【意味】
何かを行おうとする精神力。気持ちの張り。

二字熟語の博士
「気力」という言葉はね、何かをやろうとする時の精神的な力のことを指すんだ。

物事に取り組む時の、心の元気や勢いを表しているんだよ。

助手ねこ
あぁ、なるほどな。つまり「やる気!」ってことかいな。何か始める時の”がんばろう!”っていう心のパワーやな。

気合いを入れて、ぐっと気持ちを高めることやね。これがあると、なんでも上手くいきそうやな!

【語源・由来】
気持ちの力で精神力の意。

【類義語】
根性、精神力、ガッツ

【対義語】
体力

気力(きりょく)の解説

カンタン!解説
解説

「気力」っていう言葉は、何かをするための元気や精神の力、つまりやる気のことを言うんだよ。

たとえば、「気力が充実している」という時は、人がすごく元気で、やる気が満ち溢れている状態を表しているんだ。これは、新しいことを始めたり、難しい課題に挑戦する時に、自分が持っている精神的なエネルギーがたくさんあることを意味しているんだよ。

反対に、「気力に乏しい」と言う時は、その人があまり元気がなくて、何かをするやる気があまり感じられないって意味だよ。たとえば、とても疲れている時や、ちょっと悲しいことがあった時に、何もしたくない、やる気が出ないっていう感じがするときに使うんだ。

だから、「気力」という言葉は、人が何かをする時の精神的な強さや元気の状態を示しているんだね。

気力(きりょく)の使い方

健太
気力に乏しい若者が増えたんだってね。
ともこ
老後が保証されていない上に、税金が重くのしかかってくるしで、気力をなくしてしまってもしょうがないわよね。
健太
若者の気力がなくなったら税収が減り、政治家は困ると思うんだけどな。
ともこ
落選したらただの人である彼らは、今という瞬間しか見ていないからだめなのよね。

気力(きりょく)の例文

例文
  1. 気力がみなぎる。
  2. 最後までやり遂げる気力がない。
  3. 気力が衰えているようだ。
  4. 青年時代は最も気力が充実している。
  5. 彼の成功は、才能というより気力によるものだ。

気力の文学作品などの用例

  1. ・・・ら、母を慰めるほどの気力はない。そうこうしている内にようやく母も・・・ 伊藤左千夫野菊の墓

  2. ・・・の練習の困難に堪える気力がなかろう。むしろ断然関係を断つ方が僕の・・・ 岩野泡鳴耽溺

  3. ・・・いっても元手も伝手も気力もない。ああもう駄目だ、餓死を待とうと、・・・ 織田作之助世相

「気力」と「体力」の違いを解説

気力」を用いた語に「体力」があります。

体力」は、
①労働や運動に耐える身体の力。また、病気に対する抵抗力。
②(比喩的に)組織が活動するための力。特に、企業の経営において、収益性・生産性・資金力・安定性・成長の可能性などのこと。

という意味です。

体力」は、身体の力、または組織が活動するための力をいいます。

対して「気力」は、何かを行おうとする精神の力をいうので対義語にあたります。

二字熟語の博士
「気力」と「体力」は、どちらも大事な力だけど、内容がちょっと違うんだよ。「気力」は、何かをやり遂げようとするときの心のエネルギー、つまりやる気のこと。

一方、「体力」は、体を動かす力や、病気に負けない力を表すんだ。もっと広い意味では、会社などの組織がしっかりと活動できる力も体力と呼ばれることがあるんだよ。

助手ねこ
ああ、そういうことかいな。つまり、「気力」ってのは「やるぞ!」っていう気持ちのパワーのことやな。心が元気でないと、何も始まらんもんな。

そして、「体力」ってのは、文字通り体の力のことやな。運動する時や病気に負けへんための力や。企業で言うたら、お金とか商品とか、会社をしっかり動かすための力のことも言うわけや。心と体、どっちも元気があってこその人間やね。