気息の読み方・意味とは？（類義語）
【二字熟語】
気息
【読み方】
きそく
【意味】
①呼吸。いき。
②気持ち。気質。
あぁ、そやな。これは「息をすること」や「心の中の思いや、性格」っていう意味があるんやな。
つまり、人の呼吸や心の中のことを言うんやね。これは、人の中身や性格を知りたいときに使えそうやな。
【語源・由来】
「気」は「いき。呼吸。」
「息」は「いき。いきをする。」
【類義語】
呼吸
気息（きそく）の解説
カンタン！解説
「気息」という言葉は、２つの意味があるんだよ。
まず、１つ目の意味は「呼吸」や「息」を表しているんだ。例えば、「気息をととのえる」という表現は、深呼吸をして落ち着く、呼吸を整えるということを意味しているんだよ。これは、人が走った後や、何かしんどいことをした後に、息を整える時に使う言葉だね。
２つ目の意味は、「気持ち」や「気質」を表しているんだ。「西洋で新人と云われている連中は、皆気息の通っている処があって」〈鴎外・青年〉という文章はね、西洋で「新人」と呼ばれている人たちは、みんな独特の気持ちや性格、考え方がある、という意味だよ。
だから、「気息」という言葉は、人の息や呼吸、そして、人の気持ちや性格を表すことができる言葉なんだね。
気息（きそく）の使い方
健太くん。気息がニンニクのにおいだわ。
ニンニクのフルコースを食べたんだよ。
ガムを食べたらどうかしら。
ガムでどうにかなるのかな。ともこちゃんが我慢してよ。
気息（きそく）の例文
- 試合前に、しばし瞑目してから気息を整えました。
- 緊張で乱れる気息を整えてから合格発表のボードを見ました。
- 咳き込んで気息を吐くこともままならない。
- 二人三脚をするために、二人の気息の調子も合せた。
- 動物も草木も気息を殺しているかのように静かだった。
気息の文学作品などの用例
「気息奄々」とは？
「気息」を用いた四字熟語に「気息奄々（きそくえんえん）」があります。
「気息奄々」とは、
「息も絶え絶えで、今にも死にそうなさま。息をする力も弱く、今にも止まりそうな様子。転じて、広く事物などが今にも滅びそうな様子をいう。」
という意味です。
「奄々」は、「息が絶え絶えなさま。生気のないさま。」「奄」は、おおう、ふさがるという意味です。
出典は、李密「陳情表」です。
「気息奄々」は、本当に深刻な状態を表す言葉だね。これは、誰かが息も絶え絶えで、もうこれ以上生きられないかのような、非常に危険な状態を表すときに使うんだ。
また、これは人だけでなく、もうじき終わりそうな事物や状況にも使える表現なんだ。
なるほど～、「気息奄々」は、もうダメや、死にそうや！ってなるぐらい、本当にひどい状態を言うんやな。
人がもう息もできへんぐらい苦しんでる様子や、あるいは、ものごとがほんまに崩れそうな様子もこれで表せるんやな。まあ、これが出てきたら、どんな状況もめっちゃやばいんちゃうんかな～。
【例文】
- この国は気息奄々としていて暗い未来しかない。
- 倒れている女性に声をかけた時には、気息奄々たる状態だった。
- その家は気息奄々たるありさまで、今にも崩れ落ちそうだった。
もう一つの意味としては、人の心の中の感情や、その人特有の性格や気質を表すこともあるんだ。