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「凝視」の意味と使い方や例文!「注視」との違いは?(類義語)

凝視の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
凝視

【読み方】
ぎょうし

【意味】
目をこらして見つめること。

二字熟語の博士
「凝視」という言葉は、目をしっかりと絞り、じっと何かを見つめることを意味するんだよ。
助手ねこ
ああ、そういうことか!つまり、「ぐーっと目をこらして、しっかりと物を見る」ってことやな。

何か興味深いものや、気になるものを見る時に、目を離せなくなっちゃう感じやね。

【語源・由来】
「凝」は「じっと一点に集中する。」
「視」は「注意して見る。見る。」

【類義語】
注目、注視、見張る、熟視

【対義語】
一見、一瞥、瞥見

凝視(ぎょうし)の解説

カンタン!解説
解説

「凝視」という言葉は、目をしっかりと絞って、じっと見つめることを表す言葉なんだよ。

これは、ただの「見る」とはちょっと違って、より集中して、じっくりと見つめる様子を指しているんだ。短い時間だけでなく、長い時間、目を動かさずに何かを見つめ続けることも含まれるよ。

「闇の中を凝視する」の場合、暗闇の中で何か特定のものや動きを見つけようとして、目を細めてじっくりと見つめる様子を表現しているんだ。例えば、夜の森で小動物の動きを探している時や、星空をじっくりと観察している場面で使われることがあるよ。

また、「相手の顔を凝視する」では、相手の顔の表情や目の動き、小さな変化などをしっかりと捉えようとして、じっとその人の顔を見つめる様子を示しているんだ。これは、相手の気持ちや考えを読み取ろうとする時や、とても興味を引かれる瞬間などに用いられる表現だね。

だから、「凝視」という言葉は、目をこらして、じっくりと何かを見つめる行動や様子を表しているんだね。

凝視(ぎょうし)の使い方

健太
ともこちゃん。何を凝視しているの?
ともこ
あの黒いものは何かなと思って。
健太
ああ。見なかったことにした方が良いよ。
ともこ
もしかして、私が嫌いな虫だった?

凝視(ぎょうし)の例文

例文
  1. 相手の顔を凝視する。
  2. 一点を凝視する。
  3. 天井のシミを凝視していると人の顔に見えてきた。
  4. 健太くんは闇の中を凝視している。
  5. 一点を凝視していたため目が疲れた。

凝視の文学作品などの用例

  1. ・・・ず、寸刻もたゆまない凝視の眼を房子の顔に注いでいる。彼女は両手に・・・ 芥川竜之介

  2. ・・・て再びこの沼地の画を凝視した。そうして再びこの小さなカンヴァスの・・・ 芥川竜之介沼地

  3. ・・・のある涼しい目をまた凝視め、「これさ、もう夜があけたから夢ではな・・・ 泉鏡花葛飾砂子

「凝視」と「注視」の違いを解説

凝視」に似ている語に「注視(ちゅうし)」があります。

注視」は、注意深くじっと見ることをいいます。

凝視」も「注視」も、目をこらしてじっと見つめることをいい、ほぼ同義語です。

凝視」の「」は、じっと一点に集中することをいいます。「注視」の「」は、ひとつ所に集中させることをいいます。
二字熟語の博士
「凝視」と「注視」は、どちらもじっと見ることを意味する言葉だよ。ただ、「凝視」は目をしっかりとこらして、集中して見つめることを指す。

一方、「注視」は、注意をしっかりと向けて、じっと見ることを言っているんだ。

助手ねこ
なるほどな。「凝視」は、目を細めて、「あれなんやろ?」みたいにガンガン見る感じやな。美術館で絵をじーっと見るみたいなもんか。

それに比べて、「注視」は、何かが起こるかもしれへんから、しっかりと目を向けてる感じ。例えば、サッカーのゴールキーパーが、シュートが来るのを待ってるときの目つきみたいなもんやな。似てるけど、ちょっとした違いがあるんやな。

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