生粋の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
生粋
【読み方】
きっすい
【意味】
まじりけが全くないこと。
これは、真っ直ぐな性格や、変わりない思いを持っとる人のことを言う時に使えそうやな。
【語源・由来】
「きすい」の音変化。
【類義語】
純真、無垢、単純など 対義語 不純、不浄、亜流
【対義語】
不純
生粋(きっすい)の解説
「生粋」という言葉はね、まじりけ、つまり他の要素が全く混ざってない、純粋な状態のことを指すんだよ。
この言葉が出てくる時は、その人や物が本物で、他の影響を一切受けていない、という意味で使われていることが多いんだ。何かを表現する時に、その純粋さや真実性を強調するために使われるんだよ。例えば、「生粋の職人」というのは、その職人がその職業の全てのスキルや知識を持っていて、他の職業からの影響や技術が混じってない、真の職人さんという意味になるんだ。
また、「生粋の江戸っ子」という言葉があるよね。これは、その人が生まれも育ちも江戸(今の東京)で、その土地の文化や言葉、習慣などをしっかりと受け継いでいる、という意味になるんだ。つまり、他の地域の影響を受けてない、純粋な江戸っ子ってことだよ。
ちなみに、「生粋」は、日本語で「きすい」と読み、これが時間と共に「きっすい」と読まれるようになったんだ。
だから、「生粋」という言葉は、何かが他のものと混ざっていない、純粋な状態を表しているんだね。
生粋(きっすい)の使い方
生粋(きっすい)の例文
- 健太くんをはじめとして、健太くんの家族は生粋のドラゴンズファンです。
- 彼は生粋の船乗りだから、海で死にたいと常々語っていた。
- 僕はそういう西洋の生粋の地として、巴里を目指した訳だったのだ。(谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』)
- 生粋のイギリス人の英語とアメリカで話される英語は少々異なる。
- 健太くんは、あのアイドルグループの生粋のファンです。
生粋の文学作品などの用例
「生粋のオタク」とは?
「生粋」を用いた「生粋のオタク」という表現をインターネット上で見かけることがあります。
「生粋のオタク」の「オタク」とは、
仲間内で相手を「御宅」と呼ぶところから、特定の分野・物事には異常なほど熱中するが、他への関心が薄く世間との付き合いに疎い人をいう。また、広く、特定の趣味に過度にのめり込んでいる人のこともいう。
という意味です。
「生粋のオタク」とは、純粋なオタクのことをいいます。
他の影響を受けずに、純粋にその分野や趣味に没頭している人を示しているんだ。
半端なく夢中になってる、本物のオタクって感じやね。そんな人、見ててワクワクするわ~。
これは、何の変化もない、本物の、純粋な状態を意味しているんだ。