「逆境」の意味と使い方や例文！「逆境を跳ね返す」とは？（類義語・対義語）

逆境の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
逆境

【読み方】
ぎゃっきょう

【意味】
思うようにならず苦労の多い境遇。

「逆境」という言葉は、たくさんの苦労や困難が続くような状況、あるいは運が悪いような状況を指すんだよ。

ああ、そやな。それはつまり、うまくいかへん時期や、ついてへん時のことを言うんやな。

みんなにはそういう時期があるわけや。けど、その逆境を乗り越えたら、きっといいことが待ってるんやろな！

【語源・由来】
「逆」は「さからう。道理にそむく。」
「境」は「人が置かれた状態。立場。ありさま。ようす。」

【類義語】
危地

【対義語】
順境

逆境（ぎゃっきょう）の解説

カンタン！解説

「逆境」という言葉は、大変な困難や問題に直面している状態や、運が悪くて困った状況を指す言葉なんだよ。

例えば、学校や仕事での問題、家族や友人との関係のトラブル、お金のことなど、さまざまなことで困ったり、運が悪くてついていない感じの時期や状況を「逆境」と言うんだ。

「逆境にめげない」というのは、どんなに大変な状況でも、あきらめずに頑張り続ける、という強い心の持ち主であることを示しているんだ。困難な状況でも前向きに、そしてしっかりと取り組んでいく姿勢を表現するときに使われるよ。

また、「逆境に立たされている」というのは、その人が今、大変な状況や運が悪い環境にいる、ということを意味しているんだ。何かしらの問題や困難に直面している状態を表しているよ。

ちなみに、逆境の反対の状態を表す言葉が「順境」だよ。この「順境」とは、物事がスムーズに進んでいる時期や状況を指していて、困難が少なく、運が良い感じの時を言うんだ。

だから、「逆境」という言葉は、困難や問題、運が悪い状況を表していているんだね。

逆境（ぎゃっきょう）の使い方

健太くん。空手の大会で優勝おめでとう。

ありがとう。

怪我とか色んな逆境を跳ね返して手にした優勝よね。

喜びもひとしおだよ。

逆境（ぎゃっきょう）の例文

1. 逆境にもめげずに働く。
2. ともこちゃんは、逆境を耐え抜くいた。
3. 逆境を切り抜ける力が必要だ。
4. 逆境にもめげずに初志を貫こうとした。
5. 健太くんは逆境の中で育つ。

逆境の文学作品などの用例

1. ･･･は、私の、一番生活の逆境時代にあったにかゝわらず、尚この悲しみと･･･ 小川未明「机前に空しく過ぐ」

2. ･･･況んや、私のように、逆境に立ち、尚お且つ反抗の態度に出て来た者を･･･ 小川未明「貧乏線に終始して」

3. ･･･元来正賓は近年逆境におり、かつまた不如意で、惜しい雲林さえ放そう･･･ 幸田露伴「骨董」

「逆境を跳ね返す」とは？

「逆境」を用いた文に「逆境を跳ね返す」という表現があります。

「逆境を跳ね返す」の「跳ね返す」はここでは、当たってきたものを勢いよく返す。はねとばす。（例：陽光を跳ね返す。圧力を跳ね返す。）

という意味です。

「逆境を跳ね返す」とは思うようにならず苦労の多い境遇を勢いよく返すということです。

「逆境を跳ね返し、努力を続ける。」というように、苦労の多い境遇にありながらも、くじけずに努力を続けるということをいいます。

「逆境を跳ね返す」という言葉は、厳しい状況や困難な状態にもめげず、それを力強く乗り越えることを指すんだ。

難しい状況であっても、くじけずに頑張り続ける意味が含まれているんだよ。

ああ、それやったら、大波が来てもしっかりと立ち向かって、ぶっ飛ばすような感じやな。

波に飲まれず、逆にその波を使って進むサーファーみたいなもんやろ。ちょっとした困難やトラブルに負けずに、「がんばるぞ！」っていう気持ちで前進し続けることやね。