帰趨の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
帰趨
【読み方】
きすう
【意味】
物事が最終的に落ち着くこと。行き着くところ。帰趣。
いろんなことがあっても、最後には一つの結論になるんやな。結局のとこ、どうなるかやな、これは。
【語源・由来】
「帰」は「ある方向におもむく。」
「趨」は「ある方向におもむく。」
【類義語】
帰着、帰結、帰する
帰趨(きすう)の解説
「帰趨」という言葉は、物事や出来事が最終的にどのような状態や結果になるか、またはどのような方向に進むか、という意味を持っているんだ。
たとえばね、長い道のりを旅していて、最後にどこに行き着くのかを考えるとき、その「行き着くところ」が「帰趨」になるんだ。「勝敗の帰趨を見とどける」っていうのは、勝ち負けがどうなるか、最後まで見届けるっていう意味になるんだ。試合や競争で、最後までどちらが勝つのか、どちらが負けるのかを見るってことだよ。
また、「人心の帰趨するところを知らない」っていうのは、人々の心が最終的にどうなるか、どういう方向に向かうのかがわからない、っていう意味だね。例えば、大きな変化や出来事があったとき、人々がそれにどう反応するか、最終的にどう受け止めるか、その結果が読み取れないってことを表しているんだ。
だから、「帰趨」という言葉は、最終的な結果や結末、物事がどこに向かうのかを表す言葉なんだね。
帰趨(きすう)の使い方
帰趨(きすう)の例文
- 勝敗の帰趨は、水面下の政治的な駆け引きによってほぼ決まっていた。
- この勝負の帰趨は、どちらが先手を取るかで決まる。
- 敵の数からいって、この戦いの帰趨は明らかだった。
- 政変の帰趨は時の勢いに左右されるものだ。
- 国の帰趨よりも、我が家の行く先の方が大事だ。
帰趨の文学作品などの用例
「帰趨を握る」とは?
「帰趨」を用いた表現の一つに「帰趨を握る(きすうをにぎる)」があります。
「帰趨を握る」とは、問題解決や、最終的な決定を左右する重要な手がかりを持つという意味です。
これは、重要な判断や決定を左右する立場にいるということを示しているんだ。
つまり、大きな問題や決断で、どうなるか、最後のところを決める重要なポジションにいるんやね。みんながどう動くか、どう決まるか、それを左右するんやな。
【例文】
- 彼は、ここ一番で代走として勝敗の帰趨を握る盗塁を決めてくれる選手です。
- 小早川秀秋は、西軍の勝敗の帰趨を握る松尾山に陣取った。
- この地域の票が選挙の帰趨を握っている。
つまり、いろいろあっても、最後にはどういう結論に達するか、どうまとまるかということを言うんだ。