【二字熟語】
股肱
【読み方】
ここう
【意味】
主君の手足となって働く、最も頼りになる家来や部下。腹心。
【語源・由来】
「股」はもも、「肱」はひじ。「股肱」で手足の意。どちらも人がからだを動かすときに重要な働きをする部分であることから。
【類義語】
腹心
股肱(ここう)の使い方
会津移封では、上杉景勝の股肱の臣である直江兼続が貢献したんだってね。
歴史が動くときには、大抵そこに股肱の臣の存在があるわよね。
なのに股肱の臣にスポットライトが当たることは少ないよね。
股肱の臣にスポットライトが当たるような世の中になって欲しいわね。
股肱(ここう)の例文
- 社長の股肱の臣を専務から副社長に昇格させた。
- 信長の父信秀の股肱平手中務の才覚で、道三の息女と信長を政略結婚させ和議を結んだ。
- 股肱の臣を集めて酒宴を開き、日ごろの労をねぎらった。
- 股肱の臣として彼に生涯仕える決意をした。
- 彼は、社長が股肱と頼み信頼している人物です。
「股肱の臣」とは?
「股肱」を用いた表現の一つに「股肱の臣(ここうのしん)」があります。
「股肱の臣」とは、「主君の手足となって働く忠実な家来のこと。また、いつも身近にいて信頼できる腹心の部下のこと。」をいいます。
「臣」は、家来の意味です。
出典は、『史記』太史公自序で、「股肱之臣」からです。
【類義語】
・腹心之臣(ふくしんのしん)
【例文】
・彼は股肱の臣として重用されていました。
・海外に行っている間は、すべてを股肱の臣に託しました。
・忠誠を誓ってくれている股肱の臣がいることは、人の上に立つものとして幸せなことだ。