姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「高覧」の意味と使い方や例文!「ご高覧のほど」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
高覧

【読み方】
こうらん

【意味】
相手を敬って、その人が見ることをいう語。

【語源・由来】
「高」は「相手への敬意を表す語。」
「覧」は「見ることを敬っていう語。」

【類義語】
清覧

【対義語】
拝見・拝読・拝受

高覧(こうらん)の使い方

健太
ともこちゃん。資料を作り直したから、一度ご高覧いただき、お気付きの点等ございましたらお申し付けくださいませ。
ともこ
丁寧にいわれても、今は忙しいから無理。
健太
明らかに忙しくて機嫌が悪そうだから丁寧な表現にしてみたんだ。
ともこ
明らかに見てわかるなら手伝いなさいよ。

高覧(こうらん)の例文

  1. 私の論文をご高覧に供したく存じます。
  2. ぜひ新製品をご高覧ください。
  3. 高覧の程何卒よろしくお願い致します。
  4. 大変お手数ではございますが、お手隙の際にご高覧のほどよろしくお願い致します。
  5. お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご高覧いただければ幸いです。

「ご高覧のほど」とは?

ご高覧」は「他人が見ること」の尊敬語です。

高くかかげて相手に覧てもらう」という意味で使われます。

ご高覧のほど」という言葉は手紙やメールで使われる書き言葉です。

ご高覧のほど」の「ほど」は、「…のほど」の形で、断定を避け表現をやわらげるのに用いられます。「御自愛のほどを祈ります」「詳細のほどは、お問い合わせください」というように使われます。

ご高覧のほど」は、会話で使ってはいけないわけではないのですが、堅苦しい印象を与えることから、目上の方に「見てください」と口頭で伝える場合は「ご覧ください」などが適切です。