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「誇張」の意味と使い方や例文!「強調」「誇大」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
誇張

【読み方】
こちょう

【意味】
実際よりも大げさに表現すること。

【語源・由来】
「誇」は「大げさに言う。自慢する。ほこる。」
「張」は「意見などを大いに打ち出す。」

【類義語】
誇称、大言壮語、豪語、壮語、広言、大ぶろしき

【対義語】
謙遜、過小評価

誇張(こちょう)の使い方

健太
テレビショッピングって誇張した表現を使っているよね。
ともこ
茶番劇を見ている気分になるわよね。
健太
あの誇張表現に乗せられて注文する人は少なくないんだよね。
ともこ
不思議と売れているらしいわね。

誇張(こちょう)の例文

  1. 事実が誇張されて伝わる
  2. その話にはかなりの誇張があります。
  3. 誇張しているわけではない。
  4. 報告書はその薬を誇張していた。
  5. 風刺画は、顔の特徴を誇張して描いてある。

「誇張」と「強調」「誇大」の違いは?

誇張」に似ている語に「強調」と「誇大」があります。

「誇張」と「強調」の違い

強調
1 ある事柄を特に強く主張すること。
2 絵画・音楽などで、ある一部分を特に目立つように表現すること。
3 取引相場が上がろうとしている状態。

誇張」が「実際よりも大げさ」という意味であるのに対して、「強調」は「強く主張する」ことをいう点が異なります。

強調」には実際からかけ離れた大げさな表現という意味はありません。

「誇張」と「誇大」の違い

誇大」は
1 実際以上に大げさに言ったり考えたりすること。また、そのさま。(例:誇大な宣伝。誇大に考える。)
2 誇ること。自慢すること。過信すること。

という意味です。

誇張」も「誇大」も実際よりも大げさに表現するという意味が共通しています。

誇張」は、「言葉、絵画、文字などさまざまな表現」に対して使われます。

対して「誇大」は、「言ったり考えたりすること」に対して使われます。