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「巷間」の意味と使い方や例文!「巷間流布」とは?(類義語)

巷間の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
巷間

【読み方】
こうかん

【意味】
まちのなか。また、世間。ちまた。

二字熟語の博士
「巷間」という言葉はね、街中や世間のことを表しているんだ。

つまり、私たちの周りの一般的な社会や環境、日常生活の中で起こっていること全般を指すんだよ。

助手ねこ
へー、そういうことかいな。つまり、「巷間」ってのは、「街中や世間、ちまた」っていう意味で使われてるわけやな。

みんなが知ってる、そこら中のことやねんな。なんや、身近な言葉やったんやな。

【語源・由来】
「巷」は「町や村の小道。町中。」
「間」も「二つの物のあいだ。ある範囲の中。」
町中の意から。

【類義語】
世間、ちまた

巷間(こうかん)の解説

カンタン!解説
解説

「巷間」という言葉はね、街中や、みんなが生活しているこの世界、つまり、私たちがよく「世間」と呼んでいる場所のことを指しているんだよ。

たとえばね、「巷間で取りざたされるうわさ」という言葉は、街中で人々がよく話している噂のことを指すんだ。例えば、新しい映画の公開情報や、近所に新しくオープンするカフェの話など、人々の興味を引くような話題のこと。つまり、みんながその話題について興味を持って、会話している様子を表しているんだ。

また、「巷間に伝わる話」という言葉は、街中や世間の人々の間で広く知られている話のことを言うんだ。例えば、地元で有名な英雄の話や、昔から言い伝えられている不思議な話があると、それが「巷間に伝わる話」ということになるんだよ。これは、昔からのお話や、街の有名な出来事が、時間を経て多くの人々に知られている状況を示しているんだ。

だから、「巷間」という言葉は、私たちの生活している町や世間全体のことを示しているんだね。

巷間(こうかん)の使い方

健太
巷間伝えるところによれば、駅前の空き地に大型の店舗ができるらしいよ。
ともこ
便利になるわね。
健太
楽しみだね。
ともこ
駅前商店街の人たちは戦戦兢兢としているでしょうけどね。

巷間(こうかん)の例文

例文
  1. 秘密はすぐに巷間に知れ渡った。
  2. 巷間に議論が巻き起こった。
  3. 巷間で信じられていることと事実に乖離が生じている。
  4. 巷間の怪談の中に、口裂け女の話がある。
  5. 健太くんの不名誉な噂が巷間の話題になった。

巷間の文学作品などの用例

  1. ・・・問題がとりあげられ、巷間の常識ではそのままうち捨てられているのに・・・ 倉田百三学生と教養

  2. ・・・えつけたというような巷間の噂をきいたのも、それにつづく頃ではなか・・・ 宮本百合子みのりを豊かに

「巷間流布」とは?

巷間」を用いた語に「巷間流布(こうかんるふ)」があります。

巷間流布」の「流布」とは、「世に広まること。広く世間に行き渡ること。」をいいます。

巷間流布」は、広く世間に知られることという意味です。

二字熟語の博士
「巷間流布」という言葉はね、何かの情報や話が広く世間に広まっていくことを意味する言葉だよ。

つまり、多くの人々の間で知られるようになることなんだ。

助手ねこ
おお、なるほどな~。つまり、「巷間流布」っていうのは、例えば、ネットで見た面白い動画や噂なんかが、あっちこっちでバンバン話題になって、もう誰でも知ってる状態になるみたいなことやな。

あっちこっちでパッパと広がって、いつの間にかみんなの耳に入ってるってわけや。つまり、いろんな話が世の中に広まるってことやな。

【例文】

  1. 巷間流布された言葉を集めて、年末に流行語大賞を開催する。
  2. 巷間流布された噂は、調査の結果、真実でした。
  3. SNSの影響で、巷間流布されるスピードが速くなった。