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「巧拙」の意味と使い方や例文!「こうせつ」と「こうしゅつ」正しい読み方は?(類義語)

【二字熟語】
巧拙

【読み方】
こうせつ

【意味】
たくみなことと、つたないこと。じょうずとへた。

【語源・由来】
「巧」は「立派な仕事。手柄。」
「拙」は「積み重ねた仕事やその結果。」

【類義語】
優劣

巧拙(こうせつ)の使い方

ともこ
健太くん。これを写してほしいの。
健太
僕は字がうまくないよ。
ともこ
字の巧拙は問わないわ。読むことが出来ればいいの。
健太
かろうじて読むことが出来るかもしれない。できるだけきれいに書くようにするよ。

巧拙(こうせつ)の例文

  1. やる気があればいい、作品の巧拙は問いません。
  2. 経営戦略の巧拙が問われる時代だ。
  3. データ検索の巧拙が論文作成に費やす時間を大きく左右する。
  4. 素人の僕には、技術的な巧拙分からなかった。
  5. FRBの政策の巧拙は、世界経済の行方も大きく左右する。

「こうせつ」と「こうしゅつ」正しい読み方は?

巧拙」は「こうせつ」と読みます。

巧拙」の「」が「(しゅつ)」と似ているため間違えやすいですが「こうしゅつ」とは読みません。

巧拙」の「」は、音読みで「セツ」、訓読みで「つたない、まずい」と読みます。「しゅつ」とは読みません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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