姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「考察」の意味と使い方や例文!「まとめ」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
考察

【読み方】
こうさつ

【意味】
物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすこと。

【語源・由来】
「考」は「調べる。調べる事柄。」
「察」は「調べて明らかにする。」

【類義語】
推察、思考、観察、考慮、勘案

【対義語】
発表

考察(こうさつ)の使い方

ともこ
健太くんは、自由研究は何をテーマにするの?
健太
宗教の歴史的意味を考察してみようと思うんだ。
ともこ
何だか難しそうだしセンシティブな問題を取り扱うのね。
健太
だからこそやりがいがあると思うんだ。新学期まで楽しみにしておいてね。

考察(こうさつ)の例文

  1. その問題に歴史的見地から考察を加えてみる。
  2. この調査の結果は考察に値すると思います。
  3. 政治学の立場からその戦争を考察すると、違う事実が明らかになります。
  4. この問題は、あらゆる面から考察されなければならないだろう。
  5. その紛争の原因について考察した論文は数多く存在します。

「考察」と「まとめ」の違いは?

レポートを書く際に「考察」に似ている表現に「まとめ」があります。

まとめ」とは、「まとめること。また、まとめたもの。」という意味です。

考察」は、問題を解くため自分の考えを展開することをいいます。

対して「まとめ」は、現状の問題点と結論を簡潔に述べたものをいう点が違います。