曲解の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
曲解
【読み方】
きょっかい
【意味】
物事や相手の言動などを素直に受け取らないで、ねじまげて解釈すること。また、その解釈。
本当は違うのに、「こういう意味ちゃうか?」って、自分勝手に解釈してまうってことやな。これは、人の言うことをちゃんと理解する大切さを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
まげて解釈するという意味から。
【類義語】
曲説、曲筆
【対義語】
正解、誤解
曲解(きょっかい)の解説
「曲解」という言葉は、物事や人の言ったことを、本当の意味とは違うように間違ったり、自分の都合のいいように理解したりすることを言うんだよ。
たとえばね、友達が「そのシャツ、とても似合ってるよ!」って言ってくれた時、それは褒めているのに、「もしかして、前のシャツは似合ってなかったのかな?」って違う意味で考えてしまうことが「曲解」っていうことなんだ。
「好意を曲解されては困る」では、自分の良い意味での気持ちや行動を、間違って違う悪い意味でとらえられたら嫌だ、っていうことを言っているんだよ。
また、「あなたが小生の言動をそこまで曲解されてゐるのを遺憾に思ふだけです」〈泉・岸田国士〉では、自分の言ったことやしたことを、相手が全然違う意味で理解していることを、とても残念に思っている、っていう気持ちを表しているんだね。
だから、「曲解」というのは、言葉や行動を本来の意味とは異なるように誤って理解すること、またはそういう解釈をすることを指しているんだよ。
曲解(きょっかい)の使い方
曲解(きょっかい)の例文
- 人の言うことを曲解する。
- 好意を曲解して逆恨みする。
- 健太くんの真意を曲解する。
- 言葉の意味を曲解する。
- この物語はフィクションで、事実の曲解があった場合、それは筆者の意図に基づくものです。
曲解の文学作品などの用例
-
・・・いて社会主義的精神を曲解し、其の種の運動に対して偏見を有するなら・・・ 小川未明「芸術は革命的精神に醗酵す」
「曲解」と「誤解」や「歪曲」の違いを解説
「曲解」に似た言葉に「誤解」と「歪曲(わいきょく)」があります。
「誤解」とは、意味を取り違えること。間違った理解をすること。思い違い。
(例:誤解されやすい発言。)
「歪曲」とは、事柄を意図的にゆがめ曲げること。
(例:事実を歪曲した報道。)
「曲解」・・・故意に捻じ曲げて解釈する。
「誤解」・・・故意ではなく、誤った解釈をする。
「歪曲」・・・故意に捻じ曲げて伝える。
「曲解」と「誤解」は故意か故意じゃないかという違いがあります。「曲解」と「歪曲」は捻じ曲げるという点では同じですが、「曲解」は解釈する、「歪曲」は伝えるというニュアンスが強い点で異なります。
「誤解」は、意図せずに、誤って事実や他人の言葉の意味を理解することだね。そして「歪曲」は、事実を故意にゆがめて伝える行為を指しているよ。
ほんで、「誤解」は単純に間違って解釈すること。誰かが「会いたいな」と言ったのを「会いたくないな」と聞き間違えるみたいな感じや。最後に「歪曲」は、ワザと事実を曲げて言うことやな。ニュースで話題の人の言葉をちょっと変えて、意味を変えてしまうみたいなことか。なるほど、みんな違って、みんなアカンやつやな!
つまり、物事を素直に受け止めずに、勝手な解釈をしてしまうことを言うんだ。