極論の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
極論
【読み方】
きょくろん
【意味】
①極端な言い方や論じ方をすること。また、そのような議論。極言。
②徹底的に論じること。論じつくすこと。
言うたら、一般的なもんとちょっと違う考え方やったり、本気で物事を考えることやったりするのを指すんやな。ちょいと難しいけど、これでちょっとはわかったわ。
【語源・由来】
「極」は「端まで行きつくす。きわめる。」
「論」は「すじみちを立てた話や文章。考え。見解。」
【類義語】
極言
極論(きょくろん)の解説
「極論」という言葉は、2つの意味があるんだよ。
まず、最初の意味はね、物事や考えをとっても極端な方法で表現したり、議論したりすることだよ。別の言い方をすると、「極言」とも言うんだ。簡単に言うと、物事の一部分だけを強調して、大げさに話すようなことを指すんだ。たとえば、「極論すれば人間の歴史は徒労の歴史である」というのは、人間の歴史を非常に極端な言い方で、すべてが無駄であるというように表現しているんだよ。
次に、二つ目の意味は、ある話題や議論について、徹底的に、深く論じることだよ。つまり、その話題に関してのすべての要点や発想を尽くして論じることを言うんだ。例えば、「既に二千三百年前に孟子墨楊の法格を極論し」〈西周・明六雑誌四二〉という文章は、孟子や墨楊という古代の哲学者たちの思想や法律について、非常に詳しく、徹底的に議論したということを示しているんだ。
だから、「極論」という言葉は、物事を極端に表現することや、物事を徹底的に議論することを表しているんだね。
極論(きょくろん)の使い方
極論(きょくろん)の例文
- 健太くんの言うことは極論過ぎるよ。
- 極論すれば、英語なんてできなくても翻訳機を使えば何とかなるんだよ。
- 極論すれば、人類が全滅すれば地球は救われるんだ。
- 極論すれば、この会社の経営陣に会社再建能力なんてものはない。
- 極論すれば、政策など無きに等しい。
「極論すぎる」とは?
「極論」は、「極論すぎる」という表現で使われることがあります。
「極論すぎる」の「すぎる」は、「(動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹などに付いて)行為・状態などが度をこえている。はなはだしく…する。または、はなはだしく…である。」という意味です。
「極論すぎる」とは、はなはだしく極端な議論である、はなはだしく極端な意見であるという意味です。
つまり、中道を取らずに一方的な考え方を強調するときに使われる表現なんだ。
例えば、「すべてのアイスクリームはまずい!」みたいな、一般的には考えられないような極端な意見を持つことやね。
【例文】
- SNSにある意見は極論すぎるものが多い。
- 子供のしつけが満足にできないなら子供を産むなというのは極論過ぎる。
また、ある議論や意見を徹底的に論じること、つまり、深く考え抜くことも「極論」と呼ばれることがあるんだ。