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「共用」の意味と使い方や例文!「供用」「共有」との違いは?(類義語・対義語)

共用の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
共用

【読み方】
きょうよう

【意味】
①二人以上が共同で使うこと。
②2種類以上の物に共通して使えること。

二字熟語の博士
「共用」という言葉には、二人以上で一緒に使うという意味があるんだよ。

また、異なるものでも同じ方法で使用できるという意味も持っている。

助手ねこ
なるほどな。それは、例えば学校の運動場や公園のように、みんなで共有して使う場所や、スマホの充電ケーブルみたいに、色んな機種で使えるやつのことを言うんやな。

みんなでシェアして使うことや、いろんなもんに合うものを言うんやで。

【語源・由来】
共同で用いる意。

【類義語】
共有、シェア、共同

【対義語】
専用

共用(きょうよう)の解説

カンタン!解説
解説

「共用」という言葉は、何かをみんなで一緒に使うとか、いろいろなものに使えるという意味があるんだよ。

まず、1つ目の意味はね、「二人以上が共同で使うこと」だよ。たとえば、「ごみの焼却炉を共用する」というのは、その焼却炉をたくさんの人や、複数の家庭、団体などが一緒に使っているっていうことだよ。公園の滑り台や公共のプールみたいに、特定の一人や一つの場所だけじゃなくて、たくさんの人が使っているものを指すんだ。

2つ目の意味は、「2種類以上の物に共通して使えること」だよ。これは、ある部品やツールなどが、一つだけの特定のものじゃなくて、いろんな種類のものに合って使えるときに使う言葉だよ。例えば、「部品を共用する」というのは、その部品がいくつかの異なる機械や製品で使える、つまり複数のものに対応しているってことを表しているんだよ。

だから、「共用」という言葉は、みんなで一緒に何かを使うことや、いろいろなものに使えるものを指すときに使われるんだね。

共用(きょうよう)の使い方

ともこ
健太くんの家は二世帯住宅なのね。
健太
共用部分共用型の二世帯住宅なんだよ。
ともこ
完全同居ではないのね。
健太
適度に距離を置いた方がお互い幸せだからね。

共用(きょうよう)の例文

例文
  1. このアパートは格安だが、風呂、トイレが共用だ。
  2. 共用パソコンで、クレジットカードなど個人情報を入力することは避けた方がいい。
  3. これはあらゆる車に共用できる部品です。
  4. 共用の台所は、自分の使いやすい配置にできず使いづらい。
  5. 男女共用のトイレは、盗撮の危険性があるため使用を避けたい。

共用の文学作品などの用例

  1. ・・・行李の中には私たち共用の空気銃、Fが手製の弓を引くため買ってきた・・・ 葛西善蔵父の出郷

「共用」と「供用」「共有」の違いを解説

共用」と同じ読み方の語に「供用」、似ている語に「共有(きょうゆう)」があります。

「共用」と「供用」の違いは?

供用」は、「多くの人の使用のために提供すること。使用に充てること。」という意味です。

共用」は、一緒に使うことをいいます。

対して「供用」は、多くの人が使えるように提供することをいうので意味が違います。

二字熟語の博士
「共用」と「供用」は、使うことや提供することに関連した言葉だが、それぞれのニュアンスに違いがある。「共用」は、複数の人が一緒に使うことや、さまざまなものに一緒に使える性質を持つことを指す。

一方で、「供用」は、多くの人が使うために提供されることや、特定の目的のために使われることを示しているんだ。

助手ねこ
ああ、そやな。「共用」は、みんなで一緒に使うって感じやろ?例えば、アパートの共同の洗濯機みたいな。みんなが使えるやつやな。

そして、「供用」は、たくさんの人のために提供するってことやな。例えば、公園のベンチとか、みんなが使えるようになってるやつ。似てるけど、使う側と提供する側の違いやな。うんうん、わかったわ!

「共用」と「共有」の違いは?

共有」は、
①一つの物を二人以上が共同で持つこと。
②共同所有の一形態で、二人以上の者が同一物の所有権を量的に分有する状態。最も個人的色彩の強いもの。

という意味です。

共用」は、一緒に使うことをいいます。

対して「共有」は、一つのものを複数人で所有することを指します。

「使う」という意味の「共用」は、主に品物に対して使われます。

しかし「所有する」という意味の「共有」は、秘密や情報など、概念に対しても使われる点が違います。

二字熟語の博士
「共用」と「共有」は、複数の人が関与する時に使われる言葉だが、その意味には少し違いがある。「共用」は、複数の人が共同で何かを使用することを意味し、特定のものやサービスが複数の人に共通して使える状態を指す。例えば、共同の部屋や設備をみんなで利用すること。

一方「共有」は、複数の人が一つのものを共同で持つこと、またはその物の所有権を複数の人で分け持つことを示している。

助手ねこ
あぁ、それなら「共用」は、皆で一緒に使うんやな。例えば、オフィスの共用スペースみたいなもんやろ。

そして、「共有」は、何かをみんなで一緒に持つ感じやな。例えば、家族で共有する車とか、土地の共有所有みたいな。要するに、「共用」は使うことに焦点を当ててて、「共有」は持つこと、所有することに焦点があるんやな。なるほど、ちょっと微妙な違いやけど、ちゃんとわかったで!

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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