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「元々」の意味と使い方や例文!「元来」「本来」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
元々

「本々」とも書く。
【読み方】
もともと

【意味】
①損も得も無いこと。資本や原価に相当すること。
②もとから。もとより。元来。

【語源・由来】
「元」は「はじめ。もと。」

【類義語】
元来

元々(もともと)の使い方

ともこ
健太くん。負けて元々なんだから楽しんできてね。
健太
相手が強豪校でも真剣に勝負してくるよ。
ともこ
一点も取れないかもしれないわよ。
健太
試合開始前から諦めるくらいなら、この競技をやめるよ。

元々(もともと)の例文

  1. 健太くんは猫をかぶっていただけで、元々そういうやつだよ。
  2. 元々気乗りがしなかったんだからしょうがない。
  3. ここは元々は私の所有する土地でした。
  4. 彼は元々医療に関心があった。
  5. こけら落としの元々の意味は木くずを払うことです。

「元々」と「元来」「本来」の違いは?

元々」に似ている語に「元来(がんらい)」「本来(ほんらい)」があります。

「元々」と「元来」の違いは?

元来」は、
①以前からその状態であること。もともと。
②物事を説き始めるのに使う。そもそも。

という意味です。

元々」も「元来」も、前から変わらない状態であるさまをいいます。

しかし「元々」は、「失敗して元々だ」のように、損も得もないことを表す点が違います。

「元々」と「本来」の違いは?

本来」は、
①ありのままであること。もともと。元来。
②当然あるべきこと。あたりまえ。

という意味です。

元々」も「本来」も、前から変わらない状態であるさまをいいます。

しかし「元々」は、「失敗して元々だ」のように、損も得もないことをいう点が「本来」と違います。

また「本来」は、物事が当然あるべき姿や状態をいう点が「元々」と違います。