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「満身」の意味と使い方や例文!「満身創痍」とは?(類義語)

【二字熟語】
満身

【読み方】
まんしん

【意味】
からだじゅう。全身。

【語源・由来】
「満」は「全体に行き渡る。全部の。」
「身」は「人のからだ。」

【類義語】
全身

満身(まんしん)の使い方

ともこ
健太くん。いつまでその草にてこずっているの。
健太
満身の力を込めても抜けないんだよ。
ともこ
そんなのスコップで根っこから掘り起こせばいいじゃないの。
健太
その手があったか。

満身(まんしん)の例文

  1. 満身の力を込めて崖から落ちそうなともこちゃんを引っ張り上げた。
  2. 満身創痍で虫の息だった兵士の手当てをした。
  3. 相次ぐスキャンダルで満身創痍になった彼は、政界を引退した。
  4. 体は満身創痍で、これ以上無理をすると選手寿命に響きかねないと医師に言われた。
  5. 福を味わいつくした今のジュリヤンは、満身これ勇気といった気持だった。(スタンダール、赤と黒)

「満身創痍」とは?

満身」を用いた表現の一つに「満身創痍(まんしんそうい)」があります。

満身創痍」とは、「からだじゅうが傷だらけの様子。また、ひどく非難されて痛めつけられること。」という意味です。

」「」はともに傷のことをいいます。

【類義語】
・百孔千瘡(ひゃっこうせんそう)
・疲労困憊(ひろうこんぱい)
・満身傷痍(まんしんしょうい)
・気息奄々(きそくえんえん)
・残息奄々(ざんそくえんえん)
・半死半生(はんしはんしょう)
・薬石無功(やくせきむこう)

【例文】

  1. 満身創痍の身体を押して、この森を抜けなければならない。
  2. 誹謗中傷の嵐で満身創痍だった。
  3. 泣き言も言わず、満身創痍の身体に鞭打って頑張っている彼の姿に涙する。