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「綿密」の意味と使い方や例文!「緻密」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
綿密

【読み方】
めんみつ

【意味】
くわしくこまやかなこと。手抜かりのないこと。緻密(ちみつ)。

【語源・由来】
「綿」は「こまかい。小さい。」
「密」は「すきまがない。こみいっている。厚い。こまかい。くわしい。」

【類義語】
厳密、精密、緻密

【対義語】
杜撰、粗雑

綿密(めんみつ)の使い方

健太
ともこちゃんの仕事は綿密だね。
ともこ
杜撰な仕事をしてやり直したら余計に時間がかかるからね。
健太
そうだね。二度手間になってしまうと大変だよね。
ともこ
だから最初から綿密に仕事をした方が、結局早く終わるのよ。

綿密(めんみつ)の例文

  1. データを綿密に分析しました。
  2. ともこちゃんの理論は綿密な調査に基づいている。
  3. 冬山登山には綿密な計画が必要です。
  4. エンジンの綿密な点検を行う。
  5. 契約書は綿密に読んだ方がいい。

「綿密」と「緻密」の違いは?

綿密」に似た語に「緻密」があります。

緻密(ちみつ)」の意味は、

①きめ・細工がこまかいこと。(例:緻密な細工。)
②念入りで手落ちがないこと。(例:緻密な計画。)

をいいます。

綿密」を辞書で調べると「緻密」と書かれていることからほぼ同じ意味です。

しかし、「綿密」が「綿密な計画」のように人の行動についていう語であるのに対し、「緻密」は「緻密な細工」のように、静止した人以外の物事にも使われる点が異なります。