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「無謬」の意味と使い方や例文!「無謬性の原則」とは?(類義語)

【二字熟語】
無謬

【読み方】
むびゅう

【意味】
理論や判断にまちがいがないこと。

【語源・由来】
「謬」は「間違う。あやまる。あやまり」

【類義語】
誤りのない、間違いのない、正しい

無謬(むびゅう)の使い方

健太
無謬の人っているのかな。
ともこ
人間は間違う存在だと思うわ。
健太
どんな聖人でも?
ともこ
どんな聖人でも若気の至りで無茶をする時期があるはずよ。

無謬(むびゅう)の例文

  1. ロボットじゃないんだから、無謬の行動をとることは不可能だ。
  2. 優秀なともこちゃんだって、いつでも無謬なわけではない。
  3. インターハイ常連校の監督の指導は無謬であるとされ、絶対の服従が求められるものだ。
  4. 完全無謬なはずの先生の言葉に偽りがあるなんて信じられない。
  5. 辞書は無謬でなくてはならない。

「無謬性の原則」とは?

無謬」はよく「無謬性」という表現で使われます。

無謬性」とは「誤りが含まれていない」ということをいいます。

さらに、「無謬性」は「無謬性の原則」という使い方をされることがあります。

無謬性の原則」とは

ある政策を成功させる責任を負った当事者の組織は、その政策が失敗したときのことを考えたり議論したりしてはいけない」という信念のことをいいます。

政治家や官僚がよく使う言葉です。

間違っていたことを認めると信頼が失墜する、そうすると、マスコミや国民から叩かれて新しい政策を打ち出しにくくなる。ならば、最初から間違っていないし、絶対に間違えることはないという考え方のことを言います。
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