【二字熟語】
妙手
【読み方】
みょうしゅ
【意味】
①たくみな技量。すぐれた腕前。また、その持ち主。
②碁・将棋で、他人には予想もできないうまい手。
【語源・由来】
「妙」は「奥深く味がある。きわめて巧みである。」
「手」は「手わざ。腕前。」
【類義語】
名人、達人、名手
【対義語】
悪手、凡手、俗手
妙手(みょうしゅ)の使い方
今日の将棋の対局はすごかったね。
妙手だらけだったわね。
僕らからすれば妙手だけど、プロからすれば普通なんだろうね。
レベルが違い過ぎるわね。
妙手(みょうしゅ)の例文
- ともこちゃんは、琴の妙手だ。
- これは誰も思いつかない妙手ですね。
- 景気回復の妙手を打つ。
- 何らかの鬼手妙手があるようだ。
- ともこちゃんは、先の先まで読んで妙手を用意していた。
「妙手」と「好手」「名手」の違いは?
「妙手」と似ている語に「好手(こうしゅ)」「名手(めいしゅ)」があります。
「妙手」と「好手」の違いは?
「好手」は、
①みごとな技。また、その技を持つ人。
②囲碁・将棋で、うまい手。また一般に、うまい方法。
という意味です。
「好手」の中でも、ずば抜けて巧妙な手や、ぱっと見では気づきにくい手のことを「妙手」と呼びます。
「妙手」と「名手」の違いは?
「名手」は、
①すぐれた技量をもつ人。名人。
②碁・将棋などで、うまい手。妙手。
という意味です。
「妙手」も「名手」も、すぐれた腕前の人、うまい手というほぼ同じ意味で使います。
しかし、「名手」の「名」が「なだかい。すぐれている。ほまれ。」という意味であるのに対して、「妙手」の「妙」は、「奥深く味がある。きわめて巧みである。」という意味あり、「妙手」が、他人には予想もできない手という使い方をされる点が違います。