【二字熟語】
難解
【読み方】
なんかい
【意味】
わかりにくいこと。むずかしいこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「難」は「事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。」
「解」は「解き明かす。」
【類義語】
困難、複雑、難問、難題、晦渋、至難
【対義語】
平易、平明、明快、直観的
難解(なんかい)の使い方
これは難解な文章だね。
最後まで読むのに一週間かかったわ。
僕だったら寝落ちしてしまって、一年かかりそうだよ。
睡眠導入用の本として役に立ちそうね。
難解(なんかい)の例文
- 哲学は、私には難解すぎて手に負えない。
- 説明書は、難解な専門用語があふれていて読む気がしない。
- 難解な問題に取り組むことで、レベルアップすることができる。
- 批評家の物の言い方は難解で、素人には理解しがたい。
- ちゃんと考えれば、そんなに難解な問題ではないということに気が付く。
「難解」と「困難」「至難」との違いは?
「難解」に似ている語に「困難(こんなん)」「至難(しなん)」があります。
「難解」と「困難」の違いは?
「困難」は、
①物事をするのが非常にむずかしいこと。また、そのさま。難儀。
②苦しみ悩むこと。苦労すること。
という意味です。
「難解」も「困難」も、むずかしいという意味があります。
しかし「難解」は、主に、解釈がむずかしいという意味で使われます。
対して「困難」は、物事をするのがむずかしいという意味で使われ、「難解」よりもむずかしい対象が幅広い点が違います。
また「困難」には、苦しみ悩むという意味がある点が「難解」と違います。
「難解」と「至難」の違いは?
「至難」は、「この上なくむずかしいこと。また、そのさま。」という意味です。
「難解」も「至難」も、むずかしいという意味があります。
しかし「難解」は、解釈がむずかしいという意味で使われます。
対して「至難」は、この上なくむずかしいことを表し、むずかしさの程度をいう語なので意味が違います。