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「難解」の意味と使い方や例文!「困難」「至難」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
難解

【読み方】
なんかい

【意味】
わかりにくいこと。むずかしいこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「難」は「事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。」
「解」は「解き明かす。」

【類義語】
困難、複雑、難問、難題、晦渋、至難

【対義語】
平易、平明、明快、直観的

難解(なんかい)の使い方

健太
これは難解な文章だね。
ともこ
最後まで読むのに一週間かかったわ。
健太
僕だったら寝落ちしてしまって、一年かかりそうだよ。
ともこ
睡眠導入用の本として役に立ちそうね。

難解(なんかい)の例文

  1. 哲学は、私には難解すぎて手に負えない。
  2. 説明書は、難解な専門用語があふれていて読む気がしない。
  3. 難解な問題に取り組むことで、レベルアップすることができる。
  4. 批評家の物の言い方は難解で、素人には理解しがたい。
  5. ちゃんと考えれば、そんなに難解な問題ではないということに気が付く。

「難解」と「困難」「至難」との違いは?

難解」に似ている語に「困難(こんなん)」「至難(しなん)」があります。

「難解」と「困難」の違いは?

困難」は、
①物事をするのが非常にむずかしいこと。また、そのさま。難儀。
②苦しみ悩むこと。苦労すること。

という意味です。

難解」も「困難」も、むずかしいという意味があります。

しかし「難解」は、主に、解釈がむずかしいという意味で使われます。

対して「困難」は、物事をするのがむずかしいという意味で使われ、「難解」よりもむずかしい対象が幅広い点が違います。

また「困難」には、苦しみ悩むという意味がある点が「難解」と違います。

「難解」と「至難」の違いは?

至難」は、「この上なくむずかしいこと。また、そのさま。」という意味です。

難解」も「至難」も、むずかしいという意味があります。

しかし「難解」は、解釈がむずかしいという意味で使われます。

対して「至難」は、この上なくむずかしいことを表し、むずかしさの程度をいう語なので意味が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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