読み方で悩みやすい漢字の一つに、「祝詞」があります。
Q「祝詞」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
祝詞の読み方
- 「のりと」
- 「しゅくし」
- 「のりと」と「しゅくし」両方とも
このページでは、悩みやすい「祝詞」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「祝詞」の読み方は、「のりと」?「しゅくし」?
祝詞の正しい読み方は、「のりと」「しゅくし」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「祝」の音読みには「シュク」「シュウ」、訓読みには「いわ(う)」「た(つ)」「の(る)」「のろ(う)」などがあります。また、「詞」の音読みには「シ」、訓読みには「ことば」があります。
祝詞の読み方は「のりと」「しゅくし」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「のりと」と「しゅくし」の両方です。
広辞苑には「のりと」「しゅくし」の両方の項目があります。他にも「しゅうし」「のっと」「のっとう」「のと」「ほぎごと」の項目があります。
「のりと」の「のり」は「のる(宣る・告る)」の名詞形であるとされます。
「のりと」と読む場合と「しゅくし」と読む場合では意味が少し違ってきます。
「祝詞」の意味は、「のりと」と「しゅくし」で違う!
「祝」には「いわう」「ことほぐ」「たつ」「のる。いのる。神に告げる」などの意味があります。一方、「詞」には「ことば」の意味があります。
祝詞(のりと)の意味は「祭の儀式に唱えて祝福することば」です。
一方、祝詞(しゅくし)の意味は「神にいのることば」「祝意をのべることば」です。
祝詞を用いた例文には「祝詞(のりと)を奏上する」「新年の祝詞(しゅくし)を述べる」があります。
まとめ
- 祝詞の読み方は、「のりと」「しゅくし」のどちらも正しい。
- 他にも「しゅうし」「のっと」「のっとう」「のと」「ほぎごと」の読み方がある。
- 祝詞(のりと)は「祭の儀式に唱えて祝福することば」を意味する。
- 祝詞(しゅくし)は「神にいのることば」「祝意をのべることば」を意味する。