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「追々」の意味と使い方や例文!「追々考える」とは?(類義語)

追々の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
追々

【読み方】
おいおい

【意味】
①順を追って。だんだんに。しだいに。
②引き続いて。つぎつぎと。
③書状で、言い残したことを、いずれ書き送る意を表わす。

二字熟語の博士
「追々」という言葉は、3つの意味があるんだ。1つ目は、物事の状態が徐々に変わっていく様子を示していて、「だんだん」とか「次第に」と同じような意味だよ。

2つ目は、何かが続々と行われる様子を意味している。3つ目は、手紙などで、後で伝え忘れたことを送る意向を示す際に使われる言葉だよ。

助手ねこ
なるほどなぁ。1つ目は「だんだん」「ちょっとずつ」とかやな。2つ目は「次から次へ」とか「続々と」ってこと。

3つ目は、手紙で「あとで書いて送るわ」とか「今回は書かないけど、後で伝えるわ」って意味やな。色んな場面で使える便利な言葉やね。

【語源・由来】
動詞「追う」の連用形を重ねて副詞とした語。

【類義語】
だんだん、次第に、徐徐に

追々(おいおい)の解説

カンタン!解説
解説

「追々」っていう言葉はいくつかの意味があるんだよ。

1つめの意味は、物事が少しずつ、だんだんと変わっていく様子を示す時に使うんだ。たとえば、「仕事の内容は、追々説明する」っていう時は、仕事の詳細をだんだんと、時間をかけて説明していくよ、っていう風に伝えてるんだ。

2つめの意味は、次から次へと何かが続いて行われる様子を示す言葉として使われることがあるんだよ。交易問答 下、という古い書籍の一部に「諸色の直段(ねだん)がおひおひと下って参るのは、眼に見えた事でござる」という表現があるんだけど、この中の「おひおひ」は、次から次へと価格が下がっている、っていう意味で使われてるんだ。

3つめの意味は、特に手紙やメールで、言い忘れたことや、後で詳しく書く予定のことを伝えるときに使われる言葉だよ。「追って」とも書くことがあるけど、後で、追加で情報や説明を送る意味になるんだ。

つまり、「追々」っていう言葉は、時間をかけて、だんだんと、または次から次へと、というような状況を示す時や、後で情報を送る時に使う表現なんだよ。

追々(おいおい)の使い方

健太
もう三月だというのにまだまだ寒いね。
ともこ
追々暖かくなるわよ。
健太
三寒四温っていうもんね。
ともこ
ほらフキノトウが生えている。春はすぐそこまで来ているわよ。

追々(おいおい)の例文

例文
  1. その件に関しては、追々説明していきます。
  2. 事実は追々明らかになっていくでしょう。
  3. 焦らなくても、追々慣れていきますよ。
  4. 今は雨が降っている所がありますが、天気は追々良くなるでしょう。
  5. 明けない夜はない、景気は追々回復するだろう。

「追々考える」とは?

追々」を用いた表現の一つに「追々考える」があります。

追々考える」とは、そのうちに考えるという意味です。

二字熟語の博士
「追々考える」という表現は、そのうちゆっくりと考えるという意味があるんだよ。

急いで全てを解決しようとせず、時間をかけて問題を考えるということを示しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。それは「あわてずにゆっくり考える」ってことやな。

全てを一気に解決しようとせんで、時間をかけてじっくりと考えるんやな。

【例文】

  1. 老後のことは追々考えるよ。
  2. 老いた両親との同居の件は追々考えるつもりだ。
  3. 追々考えるといって、もうどれだけの時間が経ったでしょうね。