懊悩の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
懊悩
【読み方】
おうのう
【意味】
なやみもだえること。煩悶 (はんもん) 。また、そのさま。
なるほどな。それは「困ったことで頭を抱えてしもうてる状態」ってことやな。
自分の中でグルグルと悩んで、なかなか答えが出てこんときに使う言葉やな。
【語源・由来】
「懊」は「なやむ。もだえる。」
「悩」は「よ。よのなか。」
【類義語】
煩悶、責苦、苦痛、惨痛、苦悩、心労、痛苦、苦悶
懊悩(おうのう)の解説
カンタン!解説
「懊悩」っていう言葉は、とても悩んで苦しむことを表しているんだよ。この言葉は、困難や問題に直面して、どう対処すればいいのかわからず、心がとても苦しい状態を描写するときに使われるよ。
たとえば、「行き詰まって懊悩する日々」っていう表現は、問題や困難に直面し、どうするべきか分からずに苦しみ続ける日々を指しているんだ。
また、「腕を拱 (く) み顋 (あご) を襟に埋めて懊悩たる物思いに沈んだ」〈二葉亭・浮雲〉という文は、悩みを抱えて深く思い詰め、心が苦しい状態に沈んでいる人を表しているよ。
つまり、「懊悩」は、人が困難や問題について深く悩んで、心が苦しむ状態を表す言葉なんだよ。
懊悩(おうのう)の使い方
最近、懊悩輾転の日夜を送っているよ。
眠れないの?
そうなんだ。
健太くんの場合、寝る前に教科書を読めば、朝までぐっすり眠ることができると思うわ。
懊悩(おうのう)の例文
- 自分の問題に懊悩していてまわりのことが目に入っていなかった。
- 罪の意識に懊悩する。
- 懊悩焦慮の挙句、家族を捨て海外に旅立つことにした。
- 懊悩が消えて希望が生まれた。
- 長い懊悩の末に一つの結論にたどり着いた。
懊悩の文学作品などの用例
「懊悩」と「煩悶」の違いを解説
「懊悩」に似ている語に「煩悶(はんもん)」があります。
「煩悶」はわずらいもだえること。もだえ苦しむこと(例:煩悶して夜も眠れない。)
という意味です。
「煩悶」と「懊悩」は「悩みもだえる」という意味は同じです。
しかし「懊悩」は主に「心の中で悩みもだえる」ことを意味し、「煩悶」は「心身の苦痛でもだえる」というニュアンスで使われる点が異なります。
「懊悩」と「煩悶」の二つの言葉は、どちらも苦しんで悩む状態を表しているよ。しかし、「懊悩」は悩みながらもだえ苦しむ感じを強く表している。
一方、「煩悶」は、いろいろな悩みに苦しみながらもだえている様子を表しているんだ。
なるほどな。「懊悩」はな、悩みが強くてもだえてる感じがあるんやな。
でも、「煩悶」は、色んな悩みに包まれて苦しんでる感じやな。二つとも似てるけど、ちょっとずつ違うニュアンスがあるんやな。
自分が何とか解決したいと思ってもなかなか解決できない困った状況を指すんだ。