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「悔悟」の意味と使い方や例文!「悔悟の情」とは?(類義語)

悔悟の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
悔悟

【読み方】
かいご

【意味】
前非を悔いさとること。

二字熟語の博士
「悔悟」という言葉は、自分のしたことが間違っていたことを心から認め、それを深く後悔することを指しているんだ。
助手ねこ
あー、なるほどな。つまり、「あれ、自分、あかんことしたな」と思って、本気で反省することやな。

自分の失敗やダメなとこをしっかりと認めて、心から悔いる気持ちやね。何か悪いことした時に、それを認めてちゃんと反省する心の動きやな。

【語源・由来】
「悔」は「くいる。くやむ。くやしく思う。くい。」
「悟」は「さとる。迷いからさめる。真理にめざめる。」

【類義語】
後悔、悔い改め

悔悟(かいご)の解説

カンタン!解説
解説

「悔悟」っていう言葉は、自分がした行動の中で悪かった部分をちゃんと認めて、それに対して後悔することを表しているんだ。

例えば、友達に嫌なことを言ってしまったり、約束を守らなかったりした場合、それに対して心から反省し、後悔することが「悔悟」なんだよ。「前非を悔悟する」っいうのは、過去にした誤りや過ちを真摯(しんし)に受け止め、そのことを深く後悔しているという意味になるよ。ここでの「前非」とは、「以前に犯した過ち」や「過去の誤り」を指しているんだ。

また、「悔悟」は二つの漢字から成り立っているよ。それぞれの漢字が持っている意味を考えると、理解が深まるんだ。「悔」は、自分のしたことが間違っていたと感じて、それに対して心の中で反省することを意味する。「悟」は、何かを深く理解することや気づくことを指す。

そんなわけで、この二つの漢字を合わせて「悔悟」という言葉を作ると、「自分の過ちや間違いを深く理解し、それを心から反省する」というニュアンスが含まれるようになるんだ。

簡単に言えば、「悔悟」とは、自分の間違いや過ちに気づき、それを心から反省すること。つまり、ただ単に後悔するのではなく、その反省を通じて自分の誤りを真摯に受け入れ、理解することを強調している言葉なんだよ。

悔悟(かいご)の使い方

ともこ
健太くん許さないわよ。
健太
真剣に悔悟しています。
ともこ
悔悟したら許されると思っているの?
健太
簡単に許されると思っていないよ。許されるまでずっと反省し続けるよ。

悔悟(かいご)の例文

例文
  1. 悔悟の涙を流す。
  2. 悔悟の情著しい。
  3. 少しも悔悟なんてしない。
  4. 健太くんは悔悟して苦しんでいる。
  5. 悔悟の念に苛まれる。

悔悟の文学作品などの用例

  1. ・・・らまた目の前の母が、悔悟の念に攻められ、自ら大罪を犯したと信じて・・・ 伊藤左千夫野菊の墓

  2. ・・・三郎は泣く泣く悔悟をちかわされた。三郎にとって、これが嘘のしはじ・・・ 太宰治ロマネスク

  3. ・・・さまがえるはホロホロ悔悟のなみだをこぼして、「ああ、みなさん、私・・・ 宮沢賢治カイロ団長

「悔悟の情」とは?

悔悟」は「悔悟の情」という表現で使われることがあります。

悔悟の情」の「」は「物に感じて動く心の働き。感情。」という意味です。

悔悟の情」とは悔いさとる感情のことをいいます。

二字熟語の博士
「悔悟の情」というのは、自分の過去の行動や決断を後悔し、そのことを深く認識する感情のことを指すんだよ。
助手ねこ
あー、なるほど。つまり、自分のしたことをちゃんと後悔して、そこから何かを学ぼうとする気持ちやな。

自分が間違ったことに気付くときのあの、胸がきゅっとする感じのことか。人はみんな間違いをするけど、その間違いを認めて反省するのが大事やな。

【例文】

  1. 被告人が犯罪事実を認めて悔悟の情を示した。
  2.  悔悟の情及び改善更生の意欲がある者に仮釈放が認められる。
  3. 悔悟の情がこみ上げてきた。