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最中の読み方!「さいちゅう」と「もなか」正しいのは?

最中の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「最中」があります。

問題

Q「最中」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

最中の読み方
  1. 「さいちゅう」
  2. 「もなか」
  3. 「さいちゅう」と「もなか」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「最中」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「最中」の読み方は、「さいちゅう」?「もなか」?

読み方

最中の正しい読み方は、「さいちゅう」「もなか」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「最」の音読みには「サイ」、訓読みには「もっと(も)」「も」があります。また、「中」の音読みには「チュウ」「ジュウ」、訓読みには「なか」があるので、どちらも読めそうです。

最中の読み方としては「さいちゅう」「もなか」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「さいちゅう」と「もなか」の両方です。また、「さなか」と読むこともできます。

広辞苑には「さいちゅう」「さなか」「もなか」のそれぞれの項目があり、それぞれに少しずつ意味が違っています。

「最中」の意味は、「さいちゅう」と「もなか」で違う!

意味

「最」には「もっとも」「いちばん」の意味があります。一方、「中」には「まんなか」「あいだ」の意味があります。

最中(さいちゅう)の意味は「物事のまっさかり」「進行中でまだ終わっていないとき」です。

最中(さなか)の意味は「物事の盛んなとき」です。

最中(もなか)の意味は「物事のまんなか」「まっさかり」「糯米の粉をこねて薄く延ばして、焼いて皮とし、これを2つに合わせて中に餡を詰めた和菓子」です。

最中を用いた例文には「会議の最中(さいちゅう)」「土砂降りの最中(さなか)」「手土産に最中(もなか)を買う」があります。

まとめ

まとめ
  • 最中の読み方は、「さいちゅう」「さなか」「もなか」のどれも正しい。
  • 最中(さいちゅう)は「進行中でまだ終わっていないとき」を意味する。
  • 最中(さなか)は「物事の盛んなとき」を意味する。
  • 最中(もなか)は「物事のまんなか」「和菓子の一種」を意味する。