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早急の読み方!「さっきゅう」と「そうきゅう」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「早急」があります。

問題

Q「早急」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

□早急の読み方
  1. 「さっきゅう」
  2. 「そうきゅう」
  3. 「さっきゅう」と「そうきゅう」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「早急」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「早急」の読み方は、「さっきゅう」?「そうきゅう」?

読み方

早急の正しい読み方は、「さっきゅう」「そうきゅう」のどちらなのでしょうか。

どちらの読み方も耳にしたことがあるかもしれませんね。

「早」の音読みには「ソウ(サウ)」「サッ」があります。

現在では、早急の読み方として「さっきゅう」と「そうきゅう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「さっきゅう」と「そうきゅう」両方ともです。

ただし、早急の本来の読み方は「さっきゅう」でした。

「そうきゅう」の読み方は「さっきゅう」の慣用読みであり、多くの人が「そうきゅう」の読み方を使うようになって一般化したために、現在では「そうきゅう」も正しい読み方となりました。

現在では早急の読み方として「そうきゅう」を用いる人の割合が多くなっていますが、NHKの放送では「さっきゅう」を使用しており、国語辞典を引くと「そうきゅう」は「さっきゅう」の項目へと導かれます。

「早急」の意味は、「さっきゅう」も「そうきゅう」も同じ

意味

早急の意味は「非常に急ぐこと」「非常に急いでいる様子」「至急」です。

「早」は「ものごとの進む度合いがすみやかなこと」を意味しています。
一方、「急」は「事態がさしせまっていること」や「変化がはげしいこと」を意味します。

この二つが重なっている熟語であることから、とても急いでいる様子が感じられます。

早急を用いた例文には「予期せぬ事態が起きたので早急に対処願います」「早急にお知らせします」「早急な措置が求められる」などがあります。

【関連記事】
「早急」の意味と使い方や例文!「さっきゅう」「そうきゅう」正しい読み方は?(類義語)

まとめ

まとめ
  • 早急の読み方は、「さっきゅう」「そうきゅう」のどちらも正しい。
  • 本来の読み方は「さっきゅう」だった。
  • 「そうきゅう」は慣用読みとされる。
  • 早急は「非常に急いでいることや、そのさま」を意味する。