【二字熟語】
三昧
【読み方】
さんまい
【意味】
①仏語。心を一つの対象に集中して動揺しない状態。雑念を去り没入することによって、対象が正しくとらえられるとする。
②「三昧場 (さんまいば) 」の略。
③「ざんまい」の形で多く用いられる。名詞または形容動詞の語幹に付く。
(1)ともすればその傾向になるという意を表す。
(2)そのことに熱中するという意を表す。
(3)心のままにするという意を表す。
【語源・由来】
梵語samādhiの音写。三摩提・三摩地とも音写。定・正定・等持などと訳す。
【類義語】
傾注
三昧(さんまい)の使い方
健太くん。宝くじに当たってから贅沢三昧ね。
せっかく当たったんだから使って経済を回さないとね。
すぐに使い切って路頭に迷うわよ。
その時はその時だよ。
三昧(さんまい)の例文
- 兄は大学に行かずゲーム三昧だ。
- 映画三昧の日々だ。
- 退職したらゴルフ三昧だ。
- 瞑想三昧にふける。
- 先生は、若い頃は不良グループと喧嘩三昧だったそうだ。
「三昧場」とは?
「三昧」を用いた表現の一つに「三昧場(さんまいば)」があります。
「三昧場」とは、
僧が中にこもって死者の冥福 (めいふく) を祈るため、墓の近くに設ける堂。転じて、墓所・葬場。
という意味です。
【例文】
・葬昧堂場、三昧場、本朝の俗、葬所を斥て爾云ふ(書言字考節用集)