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「察知」の意味と使い方や例文!「感知」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
察知

【読み方】
さっち

【意味】
おしはかって知ること。

【語源・由来】
「察」は「おしはかる。思いやる。」

【類義語】
感知、探知

察知(さっち)の使い方

健太
昨日、また両親が大げんかをしたんだ。
ともこ
大変だったわね。
健太
最近では、両親が喧嘩しそうになると、危険を察知して愛犬が家の外に逃げるんだよ。
ともこ
そういえば、夫婦喧嘩は犬も食わぬっていうわね。

察知(さっち)の例文

  1. 事故を未然に察知した。
  2. 危険を察知して逃げた。
  3. 事前に陰謀を察知する。
  4. ともこちゃんの機嫌が悪いのを察知して逃げる。
  5. 警察の動きを察知して犯人たちは逃げたようだ。

「察知」と「感知」の違いは?

察知」に似ている語に「感知」があります。

感知」は気配や様子から感じ取って知ること。勘づくこと。(例:事の重大性を感知する。煙感知装置。)

という意味です。

察知」と「感知」はともに物事の状態や変化を知ることをいいます。

しかし、「察知」は情報や経験をもとにして推しはかって知ることをいうのに対し、「感知」は勘づくこと、つまり直観的・本能的に気づくことをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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