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「先例」の意味と使い方や例文!「前例」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
先例

【読み方】
せんれい

【意味】
①以前にあった例。また、前からのしきたり。前例。
②今後の基準となるような初めての例。

【語源・由来】
「先」は「時間的に早い方。ある時点より前。また、最初。」

【類義語】
前例

先例(せんれい)の使い方

ともこ
健太くん。文化祭の運営はどうするの?
健太
先例に倣えばいいんじゃないかな。
ともこ
私たちらしさは出さないの?
健太
先例に倣えば失敗しないし楽だよ。

先例(せんれい)の例文

  1. 建設予定のダムが中止になった全国的にもまれな先例になりました。
  2. むかしから人々はその名を残すために多くのことをした先例はあった。(坂口安吾、保久呂天皇)
  3. 其も易や、陰陽の方で、言ひ出すのなら、まだしも意味がある。たゞ其が禮法でないの、先例がどうのと言ひ出すのでは、話にもならぬ。(折口信夫、死者の書 続編 草稿)
  4. 初期投資を300万円台に抑えたのは、この業界に興味のある若者に、資金がなくても始められる先例になりたいという思いからだった。
  5. 不思議なことではあるが、世界にはいくつか先例があったのだ。(東野圭吾、秘密)

「先例」と「前例」の違いは?

先例」に似ている語に「前例(ぜんれい)」があります。

前例」とは、「前にあげた例。また、先例。」

という意味です。

先例」も「前例」も、以前にあった同じような例という意味です。

しかし「前例」には、前にあげた例という意味がある点が「先例」と違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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