【二字熟語】
切々
【読み方】
せつせつ
【意味】
①心に強く迫るさま。また、心のこもっているさま。
②音や声が寂しく身に迫るさま。
【語源・由来】
「切」は「さし迫る。身に迫って感じる。しきりに。」
【対義語】
淡々
切々(せつせつ)の使い方
お医者さんに、どれだけつらいか切々と訴えたんだけど分かってもらえなかったよ。
痛みは共有できないもんね。
痛みを数値化することができたらいいのにな。
痛みを可視化することができると分かりやすいわよね。
切々(せつせつ)の例文
- 切々と健太くんに自分の気持ちを語った。
- テレビ画面越しにも子への親の愛が切々と伝わって、私は涙を流した。
- 晩年の作品には、心に切々と訴えかける詩が多い。
- 彼女は切ない恋の歌を切々と歌い上げた。
- 市民は、市長らに窮状を切々と訴えました。
「切々と説く」「切々と訴える」とは?
「切々」を用いた表現に「切々と説く(せつせつととく)」「切々と訴える(せつせつとうったる)」があります。
「切々と説く」とは?
「切々と説く」の「説く」とは、
①物事の道理や筋道をよくわかるように話す。さとす。
②物事の事情や成り行きを説明する。
③解説する。講義する。
という意味です。
「切々と説く」とは、心に迫るように説明するという意味です。
【例文】
- 健太くんが切々と説くのを聞いて心打たれる。
「切々と訴える」とは?
「切々と訴える」の「訴える」とは、他人の理解・同情・救いなどを強く期待して不満・不平・苦しみなどを言い知らせるという意味です。
「切々と訴える」とは、他人の理解・同情・救いなどを強く期待して、心に強く迫るように、不満・不平・苦しみなどを言い知らせるという意味です。
【例文】
- ともこちゃんの力が必要なのだと切々と訴えた。
- 自分の人生には彼が必要なのだと、父に切々と訴えた。
- 許してくれるよう切々と訴えた。