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「断腸」の意味と使い方や例文!「断腸の思い」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
断腸

【読み方】
だんちょう

【意味】
腸がちぎれるほど悲しいこと。悲しみに堪えないこと。腸(はらわた)を断つ。

【語源・由来】
「世説新語」黜面(ちゅつめん)より。子を失い悲しみのあまり死んだ母猿の腸が細かくちぎれていたという故事から。

【類義語】
推測、推察、斟酌

断腸(だんちょう)の使い方

ともこ
健太くんの後輩が不祥事を起こしたんですって?
健太
僕の片腕でもあった後輩の不祥事は断腸の極みだよ。
ともこ
すごく信頼していたもんね。
健太
完全な僕の監督不行き届きだ。反省しているよ。

断腸(だんちょう)の例文

  1. 健太くんをやめさせるのは断腸の思いだったんだ。
  2. 断腸の思いでこの土地を売却することにした。
  3. この国を去るのは断腸の思いだった。
  4. 家業を父の代でたたむのは、断腸の思いだったのだろう。
  5. 断腸の思いで社員に解雇を告げた。

「断腸の思い」とは?

断腸」は主に、「断腸の思い」という表現で使われます。

断腸の思い」とは「腸がちぎれるほどの悲しみ」という意味です。

【例文】

  1. 断腸の思いで我が子を捨てる。
  2. 老いた母を一人残し、断腸の思いで故郷を去る。
  3. 断腸の思いで引き受けた。