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時化の読み方!「しけ」と「じか」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「時化」があります。

問題

Q「時化」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

時化の読み方
  1. 「しけ」
  2. 「じか」
  3. 「しけ」と「じか」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「時化」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「時化」の読み方は、「しけ」?「じか」?

読み方

 

時化の正しい読み方は、「しけ」「じか」どちらなのでしょうか。日常ではあまり使わない言葉で難しいかもしれませんね。

「時」の音読みには「ジ」、訓読みには「とき」があります。また、「化」の音読みには「カ」「ケ」、訓読みには「ば(ける)」「か(わる)」などがあります。

時化の読み方は「しけ」が正しく、「じか」は間違いになります。

正解は、①の「しけ」です。

広辞苑には「しけ」と読む「しけぞら(時化空)」の項目はありますが、「じか」の項目はありません。

一方、新明解国語辞典(第四版)の「しけ」の項目には、「『時化』と書くのは借字」とあります。

「時化」の意味

意味

時化の意味は「強い風雨で海上が荒れること」です。

「時」には「とき」「そのとき」の意味があります。また、「化」には「かわる」の意味があります。

ただし、「しけ」は古くは空が曇ることを意味していたとされ、湿気を活用させた「湿気る」と語源を同じくするものとされます。意味は、空が曇ることから、海が荒れることへと転じ、「しけた顔」などのように俗用で売れ行きが悪くなる意味にも変化していったとされます。

時化を用いた例文には「時化で船を出せない」があります。

まとめ

まとめ
  • 時化の読み方は「しけ」が正しい。
  • 「じか」と読むのは間違い。
  • 時化は「強い風雨で海上が荒れること」を意味する。