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覚書の読み方は「おぼえがき」|「かくしょ」と読む?意味・契約書との違い

二字熟語
覚書
読み方
おぼえがき
意味
忘れないために書き留めた文書・メモ。また、契約内容の補足・確認などを記した文書や、外交上の略式文書を指すこともある。
よく使う形
覚書を作る/覚書を交わす/覚書に記す/覚書を締結する
似た言葉
備忘、メモ、合意書、契約書など(文脈による)

「覚書」の読み方は「おぼえがき」

「覚書」の標準的な読み方は、「おぼえがき」です。

主要な国語辞典でも「おぼえがき」で立項されており、日常のメモから契約・外交の文書まで、この読みで使います。

二字熟語の博士
二字熟語の博士

「覚書」は「おぼえがき」と読みます。

助手ねこ
助手ねこ

「覚え」+「書き」で「おぼえがき」になるんだニャン。

結論:通常の日本語では「覚書=おぼえがき」と読みます。「かくしょ」は、主要な国語辞典で一般的な標準読みとして示されていません。

「覚書」を「かくしょ」と読む?

「覚」は音読みで「カク」、「書」は「ショ」と読めるため、字面だけを見ると「かくしょ」と読めそうに感じるかもしれません。

しかし、熟語の読み方は漢字の音読みを機械的につなげて決まるわけではありません。「覚書」は「おぼえがき」と読む語です。

固有名詞・特殊な業界用語など個別の例を別にすれば、一般的な日本語としては「おぼえがき」と読むのが適切です。

「覚書」は「覚え」+「書き」

「おぼえがき」は、「覚え」+「書き」からできた語です。

後ろの「書き(かき)」の最初の音が濁って「がき」になるのは、複合語で見られる連濁によるものです。

連濁は、二つの語が結びついたときに、後ろの語の最初の清音が濁音になる現象です。ただし、すべての複合語で必ず起こるわけではありません。

「覚書」の3つの意味

場面 意味 例
日常 忘れないために書き留めたメモ・備忘録 作業手順の覚書を残す
契約・ビジネス 合意内容・補足事項・確認事項などを記した文書 条件について覚書を交わす
外交 条約・交渉などに関連して、解釈・補足・希望などを示す略式文書 外交上の覚書

日常の「メモ」という意味だけを覚えていると、ビジネス文書や外交文書で出てきたときに意味を取り違えやすいので注意しましょう。

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「覚書」と「契約書」の違い

一般に「契約書」は、当事者間の契約内容をまとめた文書です。

一方「覚書」は、契約内容の補足・変更・確認や、当事者間で確認した事項を記録するために使われることがあります。

文書 使われ方の傾向
契約書 契約そのものの条件・権利義務をまとめる
覚書 補足・変更・確認・合意内容などを記録する

ただし、文書のタイトルだけで役割が完全に決まるわけではありません。 「覚書」という名称でも、内容によっては当事者間の重要な合意を記した文書になります。

「覚書」に法的効力はある?

「覚書」というタイトルだけで、法的効力の有無を一律に決めることはできません。

実際の効力は、文書の内容、当事者が何に合意したのか、署名・押印、契約関係、適用法令などによって判断されます。

法律上の具体的な効力や契約上の義務については、個別の文書内容によって異なります。このページでは「覚書」という日本語の意味・使い方を説明しています。

「覚書」の使い方

  • 覚書を残す:あとで確認できるよう書き留める
  • 覚書を作成する:確認事項・合意内容などを文書にまとめる
  • 覚書を交わす:当事者間で覚書を取り交わす
  • 覚書に記す:必要事項を覚書の中に書く
  • 覚書を締結する:契約・ビジネス上の覚書について、当事者間で合意し成立させる

「覚書」の例文

  1. 忘れないように、作業手順を覚書として残した。
  2. 打ち合わせで決まった内容を覚書にまとめた。
  3. 契約条件の一部変更について、双方で覚書を交わした。
  4. 担当者は、確認事項を覚書に記した。
  5. 本契約を補足する覚書を作成した。
  6. 外交史の資料には、交渉時に作成された覚書が残されている。

「覚書」のよくある質問

「覚書」の読み方は?

「おぼえがき」と読みます。

「覚書」を「かくしょ」と読むのは正しいですか?

主要な国語辞典では、一般的な標準読みとして「かくしょ」は示されていません。通常は「おぼえがき」と読みます。

「覚書」と「備忘録」は同じですか?

日常の「忘れないためのメモ」という意味では重なります。ただし「覚書」には、契約・外交上の文書という意味もあります。「備忘」の解説も参考になります。

「覚書」と「契約書」は同じですか?

同じではありません。契約書は契約内容をまとめる文書、覚書は補足・変更・確認事項などを記録する文書として使われることがあります。ただし、実際の役割は内容によります。

「覚書」には法的効力がありますか?

名称だけでは決まりません。内容・当事者の合意・契約関係などによって判断されます。

「覚書を交わす」は自然な表現ですか?

自然です。ビジネスでは、確認事項や合意内容を文書にして当事者間で取り交わす意味で使われます。

参考にした辞典

  • 小学館『デジタル大辞泉』
  • 小学館『精選版 日本国語大辞典』

読み方・日常語義・契約文書・外交文書の語義を分け、文書名だけで法的効力を断定しない形で整理しています。

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北澤篤史漢字熟語・二字熟語の専門家
漢字熟語・二字熟語の意味や使い分けを研究・解説する専門家。ことわざ学会理事、2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(いずれも講談社)がある。
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