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「四散」の意味と使い方や例文!「四散五裂」とは?(類義語)

【二字熟語】
四散

【読み方】
しさん

【意味】
四方に散ってちりぢりになること。

【語源・由来】
「四」は「四方。」
「散」は「ちる。ちらす。ちらばる。」

【類義語】
雲散、離散

四散(しさん)の使い方

ともこ
健太くんの家にモネの絵があるのよね。
健太
おじいちゃんが好きでたくさん集めたんだけど、戦争のために四散してしまったんだって。
ともこ
また一か所に集めることができたら、モネの一ファンとしては嬉しいわ。
健太
僕の財力では無理だよ。

四散(しさん)の例文

  1. ユダヤ人は、故郷を追われ世界に四散し各地で迫害された。
  2. 創建年代について諸説あるが、記録四散により断定できていない。
  3. 何かが割れる音がしたので見に行くと、ガラスが割れて四散していました。
  4. 岩山に衝突したようで、機体は四散していた。
  5. 警察が来た途端、悪漢たちは四散した。

「四散五裂」とは?

四散」を用いた表現の一つに「四散五裂(しさんごれつ)」があります。

四散五裂」は、「ばらばらになってしまうこと。まとまりのあるものが秩序を失い、乱れること。」という意味です。

【類義語】
・四分五裂(しぶごれつ、しぶんごれつ)

【例文】
・リーダー不在のため四散五裂して意見がまとまらない。
・蟻が集まっていたキャンディーをどけると、蟻は四散五裂していった。