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「思料」の意味と使い方や例文!「思慮」との違いは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
思料

「思量」とも書く。

【読み方】
しりょう

【意味】
いろいろと思いをめぐらし考えること。思いはかること。

【語源・由来】
「思」は「こまごまと考える。おもいめぐらす。おもう。おもい」
「料」は「はかる。おしはかる。」

【類義語】
思慮、思案

思料(しりょう)の使い方

健太
彼が事件に深くかかわっていると思料されるんだって。
ともこ
あの人の良い彼が?あり得ないでしょう。
健太
僕もそう思ったんだけどね、証拠もあるみたいだよ。
ともこ
人は見かけによらないわね。

思料(しりょう)の例文

  1. 弁護側に寛大でありすぎると思料する。
  2. 本稿は、この事件の受任弁護側から開示されたと思料されるネット上の各種資料に基づいています。
  3. 捜査は、捜査機関が犯罪があると思料したときに開始されます。
  4. 容疑者二人は何らかの理由で、海岸に向かったと思料される。
  5. 心神耗弱と認められるべきと思料し、無罪となされるべきものと考えます。

「思料」と「思慮」の違いは?

思料」に似ている語に「思慮(しりょ)」があります。

思慮」は、「注意深く心を働かせて考えること。また、その考え。おもんぱかり。」という意味です。

思料」も「思慮」も、よく考えることをいいます。

しかし「思慮」は、「思慮深い」のように、注意深く考えることをいいます。

対して「思料」は、「事の是非を思料する」のように、思いをめぐらし考えることをいいます。

また「思慮」は、日常会話で一般的に使われますが、「思料」は、主に裁判などで使われます。

さらに「思慮」は、名詞として使うことが多いです。

対して「思料」は、動詞として使うことが多いです。