【二字熟語】
仕様
【読み方】
しよう
【意味】
①物事をする方法。しかた。やりかた。
②機械類や建築物などの構造や内容。
【語源・由来】
「し」は動詞で「す」の連用形。
【類義語】
設計関連、規格、スペック
仕様(しよう)の使い方
また健太くんが掃除当番なの?他の人はどうしたの?
みんな帰ってしまったんだ。やる人がいないんだから、僕がやるしか仕様が無いよね。
仕様が無いじゃないわよ。当番は決まっているんだから話し合うべきよ。
話し合いができるメンバーなら、こんなことにはなっていないよ。
仕様(しよう)の例文
- 仕様書はすべて英語で書かれ、理解しなければプログラムを組むことはできない。
- 仕様模様もないわいの(浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵)
- こうなったら仕様が無いからこのまま提出しよう。
- この車は、特別仕様車なので世界に一台だけです。
- 私だって何も楽を仕様とは思わんけれど、これじゃ余りだと思うわ(国木田独歩、竹の木戸)
「仕様」と「様式」「要件」の違いは?
「仕様」を用いた表現の一つに「様式(ようしき)」「要件(ようけん)」があります。
「仕様」と「様式」の違いは??
「様式」は、
①ある範囲の事物・事柄に共通している一定の型・方法。スタイル。
②ある時代・流派の芸術作品を特徴づける表現形式。
③習慣・約束などで定められたやり方。
という意味です。
「仕様」も「様式」も、やり方、方法という意味があります。
しかし「仕様」は、物事をする方法をいいます。
対して「様式」は、習慣・約束などで定められた方法をいいます。
また、「仕様」は、機械類や建築物などの構造や内容という意味がありますが、「様式」にその意味はありません。
さらに「様式」は、「ある範囲の事物・事柄に共通している一定の型・方法。ある時代・流派の芸術作品を特徴づける表現形式。」という意味がありますが、「仕様」にその意味はありません。
「仕様」と「要件」の違いは?
「要件」は、
①大切な用事。
②必要な条件。
という意味です。
「仕様」は、機械類や建築物などの構造や内容、物事をする方法という意味です。
対して「要件」は、大事な用事、必要な条件をいうので意味が違います。